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アメリカ・国防総省は2月2日、機密情報収集を目的とした中国の気球がアメリカ上空を飛行中だと発表した。
ロイター通信によると、国防総省のパトリック・ライダー報道官が「政府が高高度の監視気球を発見し、追跡を続けている」と記者団に説明。今後も監視を続けると述べた。
ライダー報道官によると、気球は民間機の航路よりもはるかに高い高度を飛行しており、一般の飛行機に危険を及ぼすことはない。アメリカ政府は気球を発見した後、機密情報を保護するための措置を講じたという。
国防総省の高官の一人は、気球が中国のものだと確信しており「国民と国土を守るために必要なことをすべて行う」と述べている。
ただし、国防総省は地上にいる人々に危険を与える可能性があるとして、気球を撃墜しないことを決定した。
AP通信によると、気球はアメリカ上空でこの数日確認されており、その場所の一つがモンタナ州だ。モンタナ州には、核ミサイルが収容されているマルムストローム空軍基地がある。
国防総省は、アメリカ上空でここ数年、情報収集を目的とすると見られる気球が何度か確認されているが、今回の気球はこれまでよりも滞在時間が長いという。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
中国のスパイ気球が「アメリカ上空を飛行中」と国防総省。撃墜しない理由は?