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アイドルや俳優、キャラクターなどの「推し」を応援する「推し活」がブームとなる中で、約4割の人が推し活による出費を負担に感じていることがわかった。
グッズの購入やライブへの参加など、多くの推し活には出費が伴う。推し活の費用を節約する方法として、「月に使っていい金額の上限を設定する」「遠征の際の宿泊費や交通費を抑える」などを実施している人も多いようだ。
「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」を実施したのは、IT大手エイチームのグループ会社エイチームフィナジーが運営する「ナビナビ保険」。推し活を行う人に対し、費用や費用を確保する方法などを調査し、1月にアンケート結果を公表した。
人気の推しのジャンルは、1位は「アニメ・漫画」で41.2%。2位は「アーティスト」で36.5%、3位は「アイドル」で35.8%だった。
また、「推しの数」に関しては25%の人が「1つ」だった。一方で、12.2%の人が「推しが10つ以上ある」と回答し、応援する対象を多く抱えている人がいることがわかった。
「1カ月で推しに使う金額」は、7割以上の人が月5000円未満と回答。さらに、約3人に1人が「推し活にお金をかけていない」と答え、お金をかけずに推し活をしている人も多いことがわかった。10万円以上を推し活に使っている人は1.8%だった。
また、「推し活による出費を負担に感じてるか」との質問には、「非常に負担に感じている」と回答した人が12%、「どちらかというと負担に感じている」と回答した人が28.9%に上り、約4割の人が推し活による出費を負担に感じていることが明らかになった。
一方で、「どちらかというと負担には感じていない」と回答した人は28.2%、「負担には感じていない」と回答した人が29.2%で、半数を超える人が負担にならない程度で推し活を楽しんでいることもわかった。
推し活の費用を節約する方法としては、約4割の人が「月に使っていい金額の上限を設定している」と回答。具体的な方法として、▽遠征の際の宿泊費や交通費を抑える(25.7%)、▽極力おうちでできる推し活をしている(19%)、▽グッズをできる限り自主制作する(15.1%)という結果に。一方で、「特に工夫していることはない」と回答した人は約3割だった。
また、推し活の費用を捻出するために、食費や交通費・水道光熱費などの生活費を節約している人もいた一方で、約4割の人は「節約しているものはない」と回答した。
推し活で最もお金をかけているのは1位が「グッズ費」で約4割、2位はイベント費で約2割という結果に。
さらに、「推し活に金額をかければかけるほど推し活は充実すると思うか?」という質問では「グッズ費」や「広告費」「投げ銭費」などに使用している人は、20%以上の人が「非常にそう思う」と回答。一方、「オフ会費」など、特定のコミュニティを中心に推し活の費用を使用している人の中では、「そう思わない」と回答した人が多かった。
こうした結果を受け、調査を行ったエイチームフィナジーは、「推し活の出費をやや負担に感じる方も見えましたが、それぞれが工夫しながら、生活をより楽しく、豊かにしている様子を垣間見ることができた」とコメント。
推し活による出費に負担に感じている人には「自分が何にお金を使っているのかを把握することや、衝動的に推し活にお金を使いすぎないことがおすすめ」だとしている。
※調査概要:インターネット調査で、対象は全国のジャンルを問わずなんらかの推しがいる15歳以上75歳未満の男女。サンプル数は444名で、調査期間は2022年12月21日~2022年12月23日。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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