約3000ドル(約40万円)と非常に高額になることが予測されているAppleの「AR/VRゴーグル」について、Appleが同モデルの廉価版も開発中というリーク情報が登場しています。
*Category:テクノロジー Technology *Source:MacRumors ,The Infomation ,Zelbo.nyc
米ビジネス誌「The Information」によれば、AppleはiPhoneと同程度の、より廉価なAR/VRゴーグルを開発中とのこと。
まだヘッドセットの取り組みを発表していない同社は、より低価格なヘッドセットをiPhoneの価格前後に設定することを議論したと、関係者の1人は述べている。
このモデルは、登場が近いとされるAR/VRゴーグルとは別バージョンのようです。同メディアは以前から、「Apple初の複合現実型ヘッドセットは約3,000ドルという価格設定が検討されている」と主張してきました。
iPhone 14の現行モデルが799ドル(日本価格は約12万円)であることを考えると、それとAR/VRゴーグルが同程度というのはかなり思い切った価格設定です。とはいえ、iPhoneの上位モデルはその倍以上の価格となっており、AR/VRゴーグルがどこに属するのかは不明です。
この低価格のAR/VRゴーグルは、2023年に発売されるゴーグルと同じ、ARとVR、つまりは複合現実機能に対応する予定です。ただしテック系メディア「MacRumors」は、搭載されるチップは最初のAR/VRゴーグルに使われるMac向けチップではなくiPhoneと同等のものになり、より低い解像度の内蔵ディスプレイやより安価な素材が採用される可能性もあるとのこと。
このゴーグルの開発は現時点では初期段階で、Appleは動作するプロトタイプを作成していないそうです。「The Information」によれば、このデバイスに関する「重要な」作業は昨年から始まっており、当時は2024年に安価なヘッドセットを発売することが目標になっていました。
なお、「MacRumors」が取り上げた経済紙記者のマーク・ガーマン氏のレポートによれば、より手頃な価格のAR/VRヘッドセットに焦点が当たっているため、Appleが取り組んでいたAppleのARグラスの開発は無期限に延期されたとのこと。
Apple初のAR/VRヘッドセットは、早ければ今春にも登場するとされてきましたが、「MacRumors」はこのデバイスは開発中に何度も遅延が発生していると指摘しています。このモデルにはソニー製のデュアル4Kディスプレイや十数台のカメラ、外部バッテリーパックなど様々なハイエンドの部品が搭載されると予測されています。
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約40万円のApple「AR/VRゴーグル」iPhoneと同価格の廉価バージョンも開発中とのリーク