iPhone 14シリーズの売上を踏まえ、Appleが来年登場する見込みの「iPhone 15」シリーズの大幅値下げを検討しているというリークが登場しています。
*Category:テクノロジー Technology *Source:9to5Mac ,MacWorld ,@mingchikuo(Twitter) ,@aaple_lab(Twitter)
iPhone 14シリーズでは、iPhone 14 ProとPro Maxの需要が予想以上に高く、ベースモデルのiPhone 14、特にiPhone 14 Plusの需要がそれに比べて低いと一貫して報じられています。著名リーカーのミンチー・クオ氏は以前、Appleが中国工場に「iPhone 14の生産ラインを、iPhone 14 Proモデルに切り替える」よう依頼したと報告していました。
また、テック系メディア「9to5Mac」は、これまでのレビューではほぼ全員が「ベースモデルのiPhone 14を買わないよう警告している」と指摘。同モデルに問題があるわけではありませんが、iPhone 13からのめぼしい進化がないことがよく理由として挙げられます。
そして、iPhone 14 Plusも同様の評価を受けています。このモデルは899ドルとProモデルに近い金額ですが、特徴は大きな画面と大きなバッテリーだけです。その上、もう少し払えば、より大きな進化を遂げたiPhone 14 Pro Maxを買うこともできます。
このような状況を考えると、AppleがiPhone 15 Plusをキャンセルする可能性はあるように思えますが、今回のリークでは「キャンセルするには遅すぎる」と指摘されています。Appleに詳しい海外メディア「MacWorld」が共有したリークによれば、Appleは代わりに、値下げを「真剣に」検討しているとのこと。
リークでは詳細な値下げ幅は明かしていませんが、「9to5Mac」はこれについて「おそらく100ドルでないと大きな影響はないだろう」と指摘。さらに、これによりiPhone 15 Plusが799ドルで発売される場合、AppleはベースモデルのiPhone 15も699ドルまで値下げすると予測しています。
さらに日本円の場合、iPhone 14の発売時期と重なった「1ドル150円」の円安を考慮する必要があります。2021年に発売されたiPhone 13 miniが「699ドル→8万6800円」だったことを考えると、円安が解消していけばiPhone 15も「699ドル→9万円」程度の価格に落ち着くかもしれません。
これはあくまでリーク情報であり、Appleが実際にこの大幅値下げを決行するかどうかは不明です。とはいえ、現状のままではiPhone 15 Plusも売れるとは思えず、さらにはAppleが廉価なiPhone SEの第4世代をキャンセルしたとの報告も以前登場しています。これらの要素を踏まえると、Proモデル以外のiPhone 15シリーズが、より安価な価格になるという可能性はたしかにありえそうです。
オリジナルサイトで読む : AppBank
次世代iPhone 15「3万円値下げ」をAppleが検討中とのウワサ