Twitterで挑発されたスウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリ氏の反応に、200万以上のいいね!が集まっている。
気候変動対策を訴えるトゥーンベリ氏を挑発したのは、元キックボクサーでインフルエンサーのアンドリュー・テイト氏だ。
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テイト氏は12月27日、トゥーンベリ氏宛てのツイートで「私は33台の車を持っています」とコメント。
車の排気量がいかに大きいかを説明した後、「あなたのメールアドレスを教えてください。そうすれば、私の車のコレクションとそれぞれの膨大な排気量のリストを送ることができます」と伝えた。
さらに、テイト氏はトゥーンベリ氏の2019年の国連スピーチと、自身が飛行機や車などに乗る姿を交互に見せる動画も投稿している。
この気候変動対策を嘲笑うかのような投稿に、トゥーンベリさんは「ぜひ教えてください。私のメールアドレスはsmalldickenergy@getalife.comです」と返答した。
このメールアドレスの「small dick energy」とは、威張った態度や尊大さで男らしさを誇示して、自信のなさや臆病さを隠すことだ。「get a life」には「しっかりしろよ」という意味がある。
皮肉たっぷりのトゥーンベリ氏の投稿は、15時間で200万以上いいね!され、「これまでで最高のツイート」「アンドリュー・テイトに救急車を」など、多くの賛同コメントが寄せられている。
これに対し、テイト氏は「よくそんなことができますね!」と、トゥーンベリ氏の国連スピーチを引用したツイートをしているが、これまでのところ本人からの反応はない。
テイト氏は極右インフルエンサーで、数々の女性蔑視発言が物議を醸してきた。
2017年には「レイプ被害者にも責任がある」と投稿して、Twitterアカウントを永久凍結されたほか、2022年にはInstagramとFacebookなどのアカウントも凍結されている。
しかし、イーロン・マスク氏がTwitterを買収した後の2022年11月に、テイト氏のアカウントは復活した。
トゥーンベリ氏の痛烈なツイートは過去にも話題になっている。
アメリカのトランプ前大統領は2019年、トゥーンベリ氏がTIMEの「今年の人」に選ばれた時に「本当にばかげている」「落ち着け、グレタ落ち着け!」と皮肉交じりにコメントした。
これに対し、トゥーンベリ氏は1年後の大統領選挙で、トランプ氏が自分に不利な選挙結果が出ないよう「集計を止めろ!」と投稿した時、「落ち着け、ドナルド落ち着け」とツイートした。このトゥーンベリ氏の投稿は160万以上いいね!されている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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グレタ・トゥーンベリさん、女性蔑視インフルエンサーへの痛烈な返答が200万いいね!の大反響