バイデン氏、アメリカ訪問のゼレンスキー大統領に約2446億円の追加支援。ペトリオットミサイルも初提供

ホワイトハウスで会談したアメリカのバイデン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領(2022年12月21日)

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アメリカを訪問しているゼレンスキー大統領と会談したバイデン大統領は12月21日(現地時間)、ウクライナに対する追加支援を発表した。

会談後の共同記者会見で、バイデン大統領はウクライナに対し「必要な限りの支援を提供する」と約束。「この闘いが単にウクライナだけの問題ではないことを理解している」と述べた。

「アメリカ国民は、自由と民主主義、そして国家の主権と領土の尊重に対する露骨な攻撃を傍観すれば、世界は確実に悪い結果に直面することを知っています」

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さらに、バイデン氏は「いつ戦争が終わるのか」という質問に対して「今すぐにでも終わらせることができる」と答えた。

「もしプーチン大統領に少しでも尊厳があり、正しい決断をして撤退を命じれば、今日にも終わらせることができるのです」

その一方で、バイデン氏はプーチンにはその意図がないようだと指摘し「ロシアは冬を武器にして、人を凍えさせ、飢えに苦しませている」と批判した。

記者会見したバイデン氏ゼレンスキー氏(2022年12月21日)

さらに、バイデン大統領は18億5000万ドル(約2446億円)の追加軍事支援を発表。

今回の援助では初めて、地上から航空機を撃墜するミサイル「ペトリオット」の提供が含まれた。

これについてバイデン氏は、ミサイルは反撃ではなく、航空機撃墜など「防衛」のために提供するのであり「ウクライナが使用する必要がないようにしたい」と述べた。

その上で「プーチン大統領が攻撃をやめると選択すれば、使用を防げる」と再度強調した。

ゼレンスキー大統領は「私たちはこの冬を乗り切って国民を守る必要があります」と述べ、アメリカの支援に感謝した。

ゼレンスキー大統領は、長引くロシアとの戦争に対する継続した支援を求めるためにアメリカを訪問した。

ゼレンスキー氏の外国訪問は、 ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来初めとなる。また、ホワイトハウスでのバイデン氏と会談するのは、2021年にバイデン氏が大統領に就任して以来2度目だ。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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