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イーロン・マスク氏がTwitter社のCEOを辞任して、後任にトランプ前大統領の息子であるドナルド・トランプ・ジュニア氏を任命した……というニュースがSNSを騒がせている。本当なら驚天動地の人事だが、これはフェイクニュースだ。
イーロン・マスク氏が日本時間12月19日に実施したアンケートで、Twitter社の責任者を「辞任すべき」という票が過半数を占めたことは事実。「投票結果に従います」としていたマスク氏だが、自分の進退について沈黙を貫いている。
今回のフェイクニュースが日本語圏で広まったのは、12月20日午前11時ごろから。「イーロン・マスク、退任したドナルド・トランプ・ジュニアをTwitterの新CEOに任命」という投稿が午後3時半現在、2000件以上のリツイートと、約6000件の「いいね」を集めている。このネタ元になったのは「The Smattering.」という英文ニュースサイトの記事だった。
この記事によると、マスク氏は「私にTwitterの運営を任せられないって?いいだろう。あなたがこれにどう対処するか見てみよう」とTwitterスペースで発言。後任のCEOにはトランプ・ジュニア氏を任命した上で、彼がマスク氏が所有するTwitter社を買収する見込みだとしている。
事実であれば驚くべきニュースだが、もちろん虚構だ。「The Smattering.」のトップページには「事実ではない最新のニュース。でも、本当にありそうな話」と書かれている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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