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異業種同士のコラボが流行っている中で、一瞬、背筋がビクっとする事態が起きた。
日本マクドナルドは12月12日、2023年の福袋でアウトドアブランド「CHUMS(チャムス)」とコラボする告知を公式Twitterで行った。その際、CHUMSのマスコットキャラを「キュートなペンギンさん!」と事実と異なる紹介をしてしまったのだ。CHUMSは即座に「カツオドリです……」と訂正する返信をした。
https://twitter.com/chumsjapan/status/1602134979752112128?ref_src=twsrc%5Etfw
冒頭のツイートは12月14日現在、約1万回もリツイートされている。Twitter上では「ペンギンじゃないんだ!」とびっくりする声や、「コラボ相手の情報は調べましょうよ…」と忠告する声が上がった。
ただ、ミスにしては不自然な点があった。CHUMSがわずか1時間で返信している上に、マクドナルド側からの訂正や謝罪が見当たらなかったのだ。Twitter上では「本人に突っ込まれるまでがお約束なやつ」と“仕込み”だった可能性を指摘する声も出ていた。
担当者の顔が真っ青になる痛恨のミスか?それともCHUMSのツッコミまでがセットの「壮大なボケ」だったのか……。
ハフポスト日本版が日本マクドナルド側に質問したところ、同社の広報担当者の回答が14日に届いた。
それによると、マクドナルドが「キュートなペンギンさん!」と間違えたツイートをしたのは「CHUMSさまご同意の上」だったという。つまり「仕込み」説が正解だった。
なぜわざわざ間違えたツイートをしたのかというと、マスコットの「ブービーバード」について、CHUMSが普段から啓発している「ペンギンじゃないよ、カツオドリだよ」ということを一般の人にカジュアルに知ってもらうのが目的だった。その意味では、狙い通りのバズり方だったようだ。
送付した質問と回答は以下の通り。
―― マクドナルドの公式Twitterで、コラボ相手のCHUMSを「ペンギンさん」と紹介した上で、CHUMSが「カツオドリです……」と返信するという流れは、事前に打ち合わせたものだったんでしょうか?
CHUMSさまご同意の上、CHUMSさまが日頃からコミュニケーションされておりますマスコットキャラクターがペンギンではないというお話をもとに、クスっとする要素を盛り込んで「マクドナルドの福袋2023」とのコラボをお知らせさせていただきました。
―― 事前に打ち合わせて、そうしたやり取りをした狙いは何でしょう?
CHUMSさまが日頃からブービーバードについてコミュニケーションされております「ペンギンじゃないよ、カツオドリだよ」ということをカジュアルに知っていただきたいとの思いから投稿をさせていただきました。
―― 「ペンギンさん」と紹介するツイートの大きな反響をどう感じていますか?
想定を上回る多くの反響をいただき、驚いております。「マクドナルドの福袋 2023」のコラボのお知らせとしてだけでなく、ブービーバードの秘密にも興味をもっていただけたのだと感じております。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
CHUMSをペンギンと間違えたマクドナルド。公式Twitterで「壮大なボケ」をした理由が判明