低気圧や前線の接近に伴って、東日本から北日本の広い範囲で雨や雪が降っています。南から暖かな空気が流れ込んでいるため、北海道も道南や道央は雨で、路面状況が悪くなってきました。この後は道北や道東も雨になるため、足元には十分な注意が必要です。
寒冷前線が通過する北日本の日本海側や北陸では、局地的に雨が強まり、雷や突風などを伴うおそれがあります。また、低気圧が発達するため沿岸部では風も強く、横殴りの雨になりますので、大きめの傘やレインコートなどをご用意ください。
関東など太平洋側の雨は夕方までには止む所が多い見込みです。
今夜になると低気圧や前線が日本列島の東に抜けて、明日にかけて日本付近は冬型の気圧配置へと変わる見込みです。等圧線が縦に何本も並ぶ強い冬型となります。
平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で-6℃の寒気は、明日朝の時点で東北北部から北陸、九州北部まで南下する予想です。
北海道や東北北部では今夜から次第に雪に変わり、明日は北陸や山陰などの平野部も雪になる見込みです。北陸以西では初雪ラッシュが予想されます。
冬型の気圧配置は15日(木)にかけて続いて、日本海側の広い範囲で断続的に雪が降るとみられます。
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の周辺では雲が発達し、この雲がかかる北陸から東北の山沿いで大雪となる見込みです。15日(木)夕方までの48時間の予想される新たな積雪は多い所で50cmを超え、局地的には100cm前後の大雪となるおそれがあります。
また、北陸から山陰にかけての平野部では、初雪となった後、そのまま積もる所が多い予想です。
強い冬型となって等圧線の間隔が混み合うため、北西~西の季節風が強まります。日本海側では広範囲で平均風速が15m/s以上となり、瞬間的には30m/sを超えるような暴風になる所がある見込みです。
雪に強い風が加わって吹雪となり、視界が非常に悪くなるおそれがありますので、移動時は警戒が必要です。
また、太平洋側でも北西の風や西の風が吹き抜けやすい地域を中心に強風や暴風が予想されます。鉄道を始めとした交通機関への影響や飛来物、停電などに注意をしてください。
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東日本、北日本で雨や雷雨の予報。今夜以降は日本海側で大雪・吹雪に警戒が必要