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【ポケモンSV】バンギラスを例にテラスタイプの選び方を解説! テラスタル基本から応用まで紹介

2022年11月18日(金)に発売された「ポケットモンスター」最新作『ポケットモンスタースカーレット』『ポケットモンスターバイオレット』の新システム「テラスタル」における「テラスタイプ」について解説!

※本記事は、攻略情報掲載の都合上シナリオ進行後の一部ネタバレを掲載しています。

テラスタルを解説!


2022年11月18日(金)に発売となった「ポケットモンスター」シリーズ最新作『ポケットモンスタースカーレット』『ポケットモンスターバイオレット』。

本作において、新たに登場した要素「テラスタル」および「テラスタイプ」、そして「テラスタイプの戦略的な選び方」について解説します!

新要素:テラスタルとは?


今作から登場した新要素である「テラスタル」。

バトル中、わざの選択時にRボタンを押すことで、攻撃前に「テラスタル」状態となり、特定のタイプのわざの威力を大幅にアップすることができます。

ターンの最初にタイプが切り替わるため、通常のタイプとは別のテラスタイプ(詳細は後述)になることで、弱点を回避するといった戦略的な使い方も。

また、テラスタイプに応じたタイプに切り替わったあとは、そのタイプ(くさタイプやほのおタイプなど)のわざの威力が2倍にアップします。

本来、タイプ一致のわざを使用する場合、1.5倍の補正なので、大幅な火力アップを狙うことができるわけですね!

テラスタイプとは?


テラスタルした際に切り替わるタイプ、それがテラスタイプ

テラスタイプは各個体ごとに設定されていますが、基本的にもとのタイプと同じであることがほとんど。

本来のタイプとは異なるテラスタイプを持つポケモンは、パルデア各地に存在する結晶から参加できる「テラレイドバトル」や、道中にまれに見られる光っているポケモンを捕獲することで入手可能。

▼各地に見られる結晶から、テラレイドバトルに参加可能です。


また、チャンプルタウンに存在する宝食堂では、すでに持っているポケモンのテラスタイプを変更することができます。ただし、そのためには「切り替えたいテラスタイプのピース」が50個必要。簡単には集められないので、テラスタイプを変えるときは慎重に!

▼テラスタイプを変更できるチャンプルタウンの宝食堂。


また、テラスタイプはどんなポケモンでも1タイプのみ

2タイプを持っている野生のポケモンをゲットすると、いずれかのタイプのテラスタイプを持っていることになります。

例えば、野生に存在するみずフェアリータイプの「マリルリ」をゲットした場合は、テラスタイプは「みず」または「フェアリー」のいずれかとなります。

わざのタイプに関する複雑な注意点


ここまでテラスタルのシステムと、テラスタイプについて説明してきました。

さらにここでは、気をつけたいポイントとして、わざの威力の補正がやや特殊である点を説明していきます。

例えば本来はみずフェアリータイプの「マリルリ」が、かくとうタイプのテラスタイプをもっていたとします。

■テラスタルしていない場合

まずテラスタルしていない通常状態では、「マリルリ」自身が持っているタイプと同じみずタイプの「アクアテール」や、フェアリータイプの「じゃれつく」といったわざは、威力が1.5倍に補正がかかります。

つまり「アクアテール」は威力が90→135に、「じゃれつく」も威力が90→135にアップするというわけです。

▼表記上は威力90ですが、バトルでわざを使った時点で補正がかかり威力がアップします。


■テラスタルした場合

では、ここでバトル中にその「マリルリ」がテラスタルしたとしましょう。すると、タイプはかくとうタイプに変化しますね。

この状態でこの「マリルリ」がかくとうタイプのわざである「ばかぢから」を使用した場合、テラスタイプの補正がかかることで威力は2倍にアップ。なんと120→240という驚異的な数値を叩き出します。

▼本来は120の「ばかぢから」も、テラスタルで使えば威力240に!


ここまでは、ポケモンのタイプ一致補正テラスタイプのわざ威力補正を知っていれば分かるお話。

しかし問題はここからです。

■テラスタルしているとき、いつものタイプわざへの補正は?

このテラスタルしてかくとうタイプになっている「マリルリ」が、みずタイプのわざである「アクアテール」をつかったら、一体どうなるでしょうか?

実は……この状態でも「アクアテール」を1.5倍補正で使用可能なんです!

テラスタルによって今のタイプが変わっていても、威力補正は残るんですね。これにより、テラスタルは攻撃面でも大きなアドバンテージを取れるシステムになっているんです。

では次に、防御と攻撃両面から、どのようにしてテラスタイプを選ぶべきか、というお話に参ります。

テラスタイプはどう選ぶべき?


ここまでで、テラスタイプの特徴とわざの威力補正についてお話をしてきました。

ではそこから、どうやってテラスタイプを選ぶべきかという点について述べていきます。

ここで重要なのは、「テラスタル」というシステムが攻撃にも防御にも生きるというところ。

防御面、攻撃面の両方からテラスタイプの選び方理論を解説していきます。

■防御を考えるなら?

まず、いわ・あくタイプの「バンギラス」を例にとってみましょう。


「バンギラス」を使う際に気をつけたいのは、なんといってもかくとうタイプ。いわ・あくタイプともにかくとうタイプは弱点なので、4倍もの弱点が入ってしまいます。

そこで、テラスタルで弱点を補うという考えに至るわけですが、かくとうタイプを避けるのに最も適切なタイプは何か? となるわけですね。その答えは、もちろんかくとうタイプを無効化できるゴーストタイプということになります。

さらにいうなら、ゴーストタイプの弱点であるあくタイプ、ゴーストタイプは、いずれも「バンギラス」には半減されるタイプ。よって、普通は「バンギラス」には使わないタイプのわざといえます。

こうなると相手はこう考えるわけです。

「バンギラス」に攻撃するならかくとうタイプでばつぐんを取りたい。でもゴーストタイプにテラスタルされたら攻撃がスカるし……ならそっちにばつぐんを取れるあくわざやゴーストわざを使うか、でもそうするとテラスタルしない「バンギラス」に半減されるし……。

といった感じ。いざテラスタルされるまで相手のテラスタイプはわからないため、わざの選択の時点で大きく揺さぶりをかけることができるというわけです。

■攻撃を考える場合と、その先のステップ

ここで話を切り替えて、攻撃面における運用を考えてみましょう。

引き続き、いわ・あくタイプの「バンギラス」を例にとって説明していきます。

まず攻撃面でテラスタイプを決める際に優先されるのが、もともとのタイプと同じタイプを選ぶということ。「バンギラス」の場合は、いわタイプまたはあくタイプのテラスタイプを狙うということですね。

この場合、もともと持っているタイプであるため、強力なわざを覚えていることが多く、火力を出しやすいと言えます。あくタイプのわざ「かみくだく」は、威力120→160、いわタイプのわざ「ストーンエッジ」に至っては、威力が150→200まで跳ね上がります。

▼連続技である「ロックブラスト」なども選択肢としては優秀。


防御的な運用が弱点を補う使い方なのに対して、こちらは長所を伸ばす役割と言えますね。

そして、さらに先の話として、攻撃と防御の両方を組み込む、という考え方もあります。

またも「バンギラス」を例に取りますが、いくらステータスが高い「バンギラス」と言えど、攻撃する際に通りが悪いタイプというのがあります。いわタイプとあくタイプの両方を半減するかくとうタイプがまさにその例で、「バンギラス」にとってかくとうタイプがいかに相手にしにくいタイプか、ということがわかると思います。

▼バンギラスはいわ・あくタイプ。かくとうタイプは4倍弱点で本当にツラい!


ではそこで選ぶべきテラスタイプが何か、となりますよね。もちろん上述のとおり、ゴーストタイプであれば防御面は完璧ですが、攻撃面を考えるとどうでしょうか。

一応ゴーストタイプのわざである「シャドークロー」を覚えることはできますが、有利を取れるタイプがあくタイプとかぶっているだけでなく、かくとうタイプに有利を取ることができません。

このように、防御では有利だけど攻撃では有利ではないタイプもあるのが、テラスタイプ選びにおいても響いてきます。

では攻撃できる範囲を広げつつ、防御も考えるなら……となると、選びたいのがひこうタイプです。

本来苦手とするかくとうむしくさタイプを半減し、じめんタイプに至っては無効化まで可能。

テラスタイプに合わせてタイプが変わるわざ「テラバースト」を使えば、本来苦手な相手の弱点を突きながら戦うこともできちゃいます。

これにより、ほぼ攻撃が通らずに倒すことが難しい相手、というのをカバーしつつ、攻撃面でも有利に出られる運用が可能になるわけですね。

ちなみに「バンギラス」の場合は、テラスタイプをどくタイプにした場合でも、フェアリータイプかくとうタイプ対策になります(じめんタイプは苦手なままですが)。流行っているポケモン次第で切り替えていくと良いでしょう。

ちなみに、ジムリーダーのコルサが使うテラスタイプ:くさの「ウソッキー」も、実用面では攻防共に非常に効果的。

元々のタイプである、いわタイプの弱点となるみずくさじめんタイプを半減するだけでなく、普通に覚えるくさタイプの「ウッドハンマー」の火力を大幅にアップ可能。

しかもくさタイプの弱点であるタイプは、いずれもいわタイプにとっては等倍以下(ほのお・どく・ひこうが半減3タイプ、こおり・むしが等倍)なので、テラスタル直後に弱点を突かれにくいというメリットまであります。

▼実は意表をつくだけでなくマジで実用的なコルサのウソッキー。


上位の例以外にも、さまざまな組み合わせがあるため、よく考えて組むのが良いでしょう。

といった形で、テラスタイプを選ぶ場合はさまざまな考え方があることがわかっていただけましたでしょうか?

もちろんこれは一例でしかなく、この考え方は筆者個人の考えでしかありません。防御を考えるのか、攻撃を考えるのか、またどのポケモンを選ぶのか、といったさまざまな要因によって選ぶタイプも大きく変わってくることでしょう。

「テラバースト」こそありますが、覚えるわざも時にはテラスタイプ選びにおいては重要。

その時々に合わせて、今回紹介したポイントをもとにテラスタイプを考えてみてくださいね。

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【ポケモンSV】バンギラスを例にテラスタイプの選び方を解説! テラスタル基本から応用まで紹介

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