「洗剤の箱は可燃ごみで出して」。古紙で出してはいけないとマシンガンズ滝沢さんのツイート。理由は?

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「洗剤の箱は古紙ではありません!」

お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんは、ゴミ清掃員としての顔を持つことで知られています。滝沢さんが11月30日に「#ごみ清掃員の日常」というハッシュタグで投稿したツイートが話題になっています。

その内容は、洗剤の箱は可燃ごみで出してほしいというもの。滝沢さんによると、洗剤の箱は匂いがついていたり洗剤のかすが残っているため、リサイクルには向いていないといいます。

https://twitter.com/takizawa0914/status/1597724033378025473?ref_src=twsrc%5Etfw

このツイートに対し「すみません…今まで古紙で出してました」「分かりやすくて、いつも参考にさせてもらっています!」と反響が集まっています。

(「札幌市では雑紙でOKです」とのツイートもあり、同市の公式サイトでも明記してあります。詳しくは各自治体の公式サイトで確認するようにしてください)

また、12月1日には「協力しようとしてくれてありがとうございます」との言葉と共に、滝沢さんは「ピザの箱」も可燃ごみだと指摘しています。

https://twitter.com/takizawa0914/status/1598086240381067265?ref_src=twsrc%5Etfw

■リサイクルできない紙はどんなもの?

どのようなものが古紙として分別できないのでしょうか。たとえば東京都調布市の場合、再利用する際に大きな障害となってしまう紙類を「三大禁忌品」として、「可燃ごみ」で出すように公式サイトで注意を促しています。

(※これは調布市の例です。各自治体によって異なる可能性があるので、詳しくは各市町村の公式サイトでご確認ください)

◆昇華転写紙(アイロンプリント紙)

ハンドバッグや靴などの製品の中に入っている紙の詰め物のこと。再生加工した数か月後に、製品化された紙の表面にインクがカビのように現れてしまいます。

◆感熱性発泡紙

主に点字用紙に用いられているもの。再利用した紙に混ざると、製紙工程で熱に反応し、製品化された紙にデコボコが現れてしまいます。他にも、紙にデコボコがあるものは感熱性発泡紙の可能性があるといいます。

◆においのついた紙

洗濯洗剤の箱、せっけん化粧品の箱や包装紙、線香の箱、芳香紙など。におい物質は、古紙処理工程で完全に脱臭ができないため、製品化されたダンボール箱や紙箱ににおいが残ってしまい、時間の経過とともに中身や商品ににおいが移ってしまうことがあります。

■そのほかのリサイクルできない紙の例

◆感熱紙(レシート、ファクス用紙)

◆複合材(通販用緩衝封筒)

◆シール、粘着テープ

◆シール台紙

◆防水加工された紙(紙コップ、紙皿、紙製のカップ麺容器)

◆パルプモールド(たまごの容器、家電等の紙製緩衝材)

◆汚れのひどい紙(ピザの空き箱、習字で使った半紙など)

◆カーボン紙

◆写真

◆ティッシュペーパー、キッチンペーパー

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Ruka Nakama