Googleが2023年に発売する廉価モデル「Pixel 7a」について、カメラやデザインなどの変化をテック系メディア「9to5Google」が解説しています。
*Category:テクノロジー Technology *Source:9to5Google ,Smartpx
「9to5Google」によれば、Pixel 7aはGoogle内部ではコードネーム「Lynx」と呼ばれており、2023年リリースに向けて開発が進んでいるとのこと。リークされている「Lynx」のスペックは、ライバルのiPhoneを突き放すようなものになっています。
中国のリーカー、Digital Chat Stationによれば、このデバイスはPixel 7シリーズと同じTensor G2チップを使用し、セラミック製のボディを採用するとのこと。
これまでGoogleはプラスチック、ガラス、金属をあわせたボディを採用してきたため、廉価モデルでのセラミックへの移行はかなり大胆です。なおGoogleは、Pixel Tabletにセラミック・コーティングを施したアルミボディを採用することを明かしていました。
Pixel 7aの外観については、著名リーカーのOnLeaks氏がレンダリング画像を公開。この画像では、フレームとカメラバーが一体化したPixel 7に近いデザインが示されています。
なお、Pixel 7aのサイズは高さ152.4、幅72.9、厚みが9.0mm(カメラを含むと10.1mm)と、Pixel 6aよりもわずかに大きくなっているとのこと。リークされたデザインやセラミック素材採用の噂を見る限り、iPhoneに負けない高級感のあるデザインになることは間違いなさそうです。
Pixel 7aを示す「Lynx」には、ワイヤレス充電用の「P9222」チップが搭載されるとリークされています。これが正しければ、長年上位モデルに限定されてきたワイヤレス充電が廉価モデルに対応する初めてのケースです。
iPhoneシリーズは全モデルがワイヤレス充電に対応していますが、このアップグレードによって差が1つ埋まることになります。ただし「9to5Google」によれば、このチップは5Wの充電しかできないとのことです。
Pixel 7aの最も大きなアップグレードはカメラセンサーの大幅強化です。まず、Pixel 7aを示す「Lynx」には、Pixel 6シリーズでデビューした50MP解像度センサー(サムスンGN1)が搭載されると噂されています。
さらに、望遠カメラには64MP解像度センサー(ソニーIMX787)、超広角に13MP解像度センサー(ソニーIMX712)の2つのリアセンサーが追加される組み合わせになるとのこと。これはiPhone 14 Pro並のカメラ構成で、少なくともiPhone 14は凌駕しているといえるでしょう。
なお、望遠カメラはこれまでPixelシリーズの中でもProモデルにしか搭載されていません。注目すべきは、その望遠センサーが、少なくとも紙面上ではPixel 7 Proに搭載された48MPセンサー(サムスンGM5)を上回っていることです。
もしこの「Lynx」がPixel 7aであれば、Googleは廉価モデルをかなり大幅にアップグレードすることになります。これらのリークがどこまで実現するかは不明ですが、これだけ高性能なデバイスがこれまで通り〝5万円台で発売される〟などということになれば、史上最強のiPhoneキラーとなることは間違い無さそうです。
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「Google Pixel 7a」が〝史上最強のiPhoneキラー〟になる理由3つ