ブログが原作の『くるねこ』という漫画・テレビアニメで注目のアーティスト、くるねこ大和さん。2019年6月よりInstagramを開始、2022年11月現在、投稿は2030件、フォロワー数は9.4万人に上ります。
くるねこ大和さんは個性的な猫たちのお話を漫画や動画で発信していますが、ある日突然ヤギが登場しInstagramユーザーの意表を突きました。『くるねこ』を愛読している筆者が今回はヤギの話題をご紹介していきます。
今日もヤギたちと草刈りを終えた様子のくるさん(くるねこ大和さんの通称)。ふと見上げると晩秋の夕焼け雲が輝いています。
空へと吸い込まれそうに佇むくるさん。お尻に黒い斑点をもつヤギがその姿に気が付きました。
雲の向こう虹のふもとにお世話してきた猫さんたちを想うのでしょうか……。野良猫の保護活動をしているくるさんは、たくさんの猫と出会う分だけお別れも多くなってしまいます。
ヤギは頭をくるさんの腰にスリスリ。くるさんは我に返って「帰ろうね」と声をかけ、「ん゛ッ」と応えるヤギ。いい雰囲気のところへ「め゛ぇええええ」と猛追するもう一匹のヤギ。待って~っ!
2021年10月に突然、ビニールハウスの画像が投稿されました。なんだなんだ? 次は農業を始めるのか? といぶかしがるユーザーたち。
数日後にはビニールハウスにヤギ2匹が登場!! トカラヤギミックスで、愛知ヤギ農場から敷地の除草スタッフとして迎えたんだそうです。
ハウスで何か栽培するかと思わせといて、ヤギ小屋だったんかい! 想像だにしていなかった展開にコメント欄では「おおーっ! まさかのヤギ? ヤギ迎えたの? すごい! 2匹も!」とやんややんや。
当初用意していた名前がしっくり来ず、オーゴエさん、黒丸など、仮に名付けてみてもなんか違うと思案するくるさん。最終的には愛らしい名前に落ち着きました。ボクちゃんとオレちゃん。
ボクちゃんは墨汁を一滴落としたような模様だから、オレちゃんはボクちゃんの対になる言葉だからという理由です。
ヤギは草なら何でもOKかと思ってたら毒になるのもあるんですって。そのためくるさんが前もってやばい草を引っこ抜き、その後にヤギを放しているそうです。
ご自分の負担を減らすために迎えたはずが、結局手をかけてしまうんですね。動物好きの性ですかね……やっぱり。
ヤギぼんズ(2匹のコンビ名)に親近感を持ったユーザーから素朴な疑問が寄せられ、くるさんもユーモラスにお返事をしています。
Q:塩は食べますか?
くる:岩塩を置いてありますが、舐めてるところを見たことないんですよ。
Q:2匹で頭ゴッツンは親愛の表現?
くる:親愛とおふざけの中間みたいな感じです。
Q:ヤギって角がないんでしたっけ?
くる:ヤギぼんズは除角してあるので生えてきません。ツノは結構マジで危険。
Q:やぶ蚊対策はどうしているんですか?
くる:ヤギは基本的に刺されっぱなしです。同じ場所にいると圧倒的に私の方に蚊が突進してきます。
Q:ヤギの目って太線ですか?
くる:常に水平線。顔を傾けても水平に横線です。
2022年10月で、ボクちゃんとオレちゃんを迎えて1年が経ちました。
・好奇心がすごい
・ぺらぺらのものはとりあえず引っ張る
・耳がいい
・大きめの鳥がこわい
・負け惜しみがわかりやすい
・草はおいしいとこしか食べない
・結局一番除草しているのはくるさん
などなど、飼ってみなければ知らずにいたことがたくさん
ずっとヤギたちを見守ってきたユーザーのコメントを一部紹介します。
くるさんからのヤギ情報、いつも楽しみです! 今回も勉強になりました。
ヤギの能力は飼っている人から聞くのが一番正確ですね。
生きものと暮らすと想像と違って「なんでやねん」と思います。そこが面白いんですけれど。
想像の斜め上を生きるのが掟か? と思うくらい動物は「なんでやねん」なことをしますよね。
ヒツジよりヤギ派なのでヤギぼんズがかわゆくて憧れの存在です
ヤギミルクは栄養補助食品になっていますし、ヤギには頭が上がりません。
友達のパキスタン人に激似だと今、気付きました!
パキスタン人がヤギ顔とは! くるさんも「顔の横幅が狭くて彫りが深くてニッコリした目なんですよね」と同感のようです……。
除草スタッフとしてやって来たはずが、くるさんの心に寄り添う大切な仲間となったボクちゃんとオレちゃん。毎日お忙しいくるさんを癒しつつ、貴重なネタ元として元気に過ごしてほしいですね。
2022年11月18日の投稿で『木戸番の番太郎 2』の制作経過のお知らせがありました。落語と食に通じているくるさんのお話が興味深いですね。只今Amazonで予約受付中。
ブログでは猫の譲渡会のお知らせや、出版物の情報なども詳しく掲載されています。こちらもチェックしてみてくださいね。
ブログ くるねこ大和
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