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Twitter社を買収してCEOに就任したイーロン・マスクさんが11月16日、社員に「非常にハードコア」な長時間労働を求め、従わない場合は解雇することを通知したと報道されている。
これに関連して日本のYahoo!リアルタイム検索では「週40時間」というワードがトレンド入りした。マスクさんが求める労働時間が週40時間だとして、「普通では? 」「今までのTwitter社員ってそんなに仕事してなかったのか?」とTwitter社員に批判的なコメントがあふれた。
ただし、これは不正確な情報だ。マスクさんが週40時間勤務をTwitter社員に要請したという情報は見当たらなかった。その代わり、週80時間の勤務に備えるようTwitter社員に促したという報道を見つけることができた。
アメリカの公共ラジオ放送「NPR」によると、マスクさんは5月31日、自身が経営する自動車会社「テスラ」の社員に対して「リモートワークを望む場合、週に最低40時間はオフィスにいる必要がある」と従業員にメールで通知したという。
Twitter社員ではなく、テスラ社員への要望であり、しかも「リモートワークをする場合には、最低40時間はオフィスにいる」ことを求める通知だった。リモートの時間を合わせると40時間を超える勤務を望んでいることになる。
さらに驚くべき報道もある。アメリカの経済メディア「ブルームバーグ」は11月10日、マスクさんがTwitter社員に対し週80時間の労働を求めるスピーチをしたと報じた。買収以来初となる社員向けスピーチの中で、マスクさんは次のような勤務形態を求めたという。
<スピーチの中で、マスクは複数の辛辣な警告を発した。従業員は、週 80時間の勤務に備える必要がある。無料の食事などのオフィス特典は少なくなる。そして彼は、パンデミック時代に合わせて従業員が自宅でテレワークできるようにする措置を終わらせた>
なお、日本では労働時間について原則として「休憩時間を除いて週に40時間、1日8時間」と労働基準法第32条で定められている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
週40時間ではなく週80時間。イーロン・マスクさんがTwitter社員に求める勤務時間(海外報道)