iPhoneの終焉をもたらすApple「AR/VRヘッドセット」がまもなく登場の噂
Appleが早ければ2023年3月にAR/VRヘッドセットの生産を開始し、その翌月に正式発表すると台湾メディア「DigiTimes」がリークしています。
関連:iPhoneを「二つ折り」に魔改造する中国YouTuber現る「DigiTimes」によると、AppleはAR/VRヘッドセットの開発を進めており、最終組み立てのサプライヤーも決定しているそうです。同レポートでは、製造検証プロセスにおけるヘッドセットの現状に基づき、2023年3月に量産が開始され、翌月に発表が行われる可能性があると予測されています。
ただし、初期生産数は非常に限られており、高価格帯のため、Apple初のヘッドセットは主に開発者向けに限定されるとのこと。テック系メディア「MacRumors」は、価格は3,000ドル(約44万円)前後とかなり高額になると予測しています。
以前の予測では、このデバイスの年間出荷台数は250万台に達するとされていました。しかし、現時点では、年間出荷台数は約70〜80万台とされています。数量で勝負するサプライチェーンにとっては、特に儲かる注文ではありません。
初期のヘッドセットの生産における収益性は低いものの、Appleのサプライヤーは将来のAR/VR製品で有利になるよう、技術力を証明するためにAppleと協力してプロジェクトを進めると言われています。また、Appleのブランド認知度は、企業が活動資金を資本市場から調達することを容易にしているようです。
Appleは何年も前から拡張現実、仮想現実、複合現実のヘッドセットに取り組んできましたが、開発の苦労に直面し、その進捗を遅らせてきたことが噂されています。以前の噂では、Appleは2022年中のどこかの時点でヘッドセットを披露するのではないかと言われていましたが、著名アナリストのミンチー・クオ氏は今年6月、Appleが2023年1月のリリースを目標にする可能性が高いと述べています。
また、クオ氏は6月のWWDCまでに出荷が開始されると示唆していたため、今回の「DigiTimes」の報道はそのタイムラインとほぼあっています。少なくとも、Appleが来年前半にAR/VRヘッドセットの発表を目指している可能性はかなり高いと言えるでしょう。
AppleはAR/VRヘッドセットのあと、より軽量なARグラスなどを開発すると噂されています。Appleは長らくiPhoneを主軸としてきましたが、このAR/VRヘッドセットの登場は「iPhone時代の終わり」の始まりと言える製品になるかもしれません。
*Category:テクノロジー Technology *Source:Appleinsider ,MacRumors(1) ,(2) ,Digitimes
オリジナルサイトで読む : AppBank
iPhoneの終焉をもたらすApple「AR/VRヘッドセット」がまもなく登場の噂