11日の早朝からウクライナ全土の複数の都市で爆発音が響いている。地元マスコミが報じている。
南ザポロージエ
中部ヴィーンヌィツャ
南オデッサ州
南部ニコラーエフ(ムィコラーイウ)州
西部リウネ
北部ジトーミル
南東部クルィヴィーイ・リーフ
首都キエフ (キーウ)
西部フメリニツキー州
西部リボフ(リヴィウ)
中央部ヴィーンヌィツャ州の火力発電所がドローンによる攻撃を受けた。これにより施設は損壊している。ウクライナ最大の鉱山会社の1つ、Ferrexpo社は爆発による停電のために操業を打ち切った。この他、ウクライナの諸州、諸都市で計画停電が実施と報じられている。
ロシアのプーチン大統領は前日10日、ウクライナの軍事、通信、エネルギー関連施設に対する集中攻撃を行ったと発表した。プーチン大統領は、ウクライナはこれまでロシア連邦領内でテロ行為を繰り返しており、その脅威レベルに合致した、厳しい対応を行うと明言していた。ウクライナはこれまでにロシアのクルスク原子力発電所に対して3回のテロを実施した他、ロシアの電力施設やガス輸送インフラ、その他にも一連のテロを行ってきた。プーチン大統領はまた、ザポリージャ(ザポロジエ)原子力発電所に対する攻撃を「原子力テロ行為」だと非難したほか、ロシア捜査委員会はクリミア大橋の爆破テロもウクライナ特務機関の仕業であった証拠をつかんでいる。プーチン大統領は、ウクライナの行為は国際テロ組織に匹敵するとし、「この種の犯罪を対応せずに放っておくことは不可能」と明言している。
https://s%70utniknews.jp/20221011/13296522.html