追い詰められたプーチン、最悪の判断をしてしまう・・・

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は24日、ドミトリー・ブルガコフ国防次官(67)を解任した。国防省が発表した。
ブルガコフ次官は、ウクライナ侵攻におけるロシア軍の物資補給を担当していた。補給の混乱がウクライナ南部などでのロシア軍の苦戦の原因とされているだけに、その責任を問われた可能性がある。

国防省は通信アプリ「テレグラム」で、ブルガコフ次官は新しい職務に就くことになったと説明。後任には、ウクライナ南東部マリウポリへの激しい攻勢を指揮したミハイル・ミジンツェフ上級大将が就くという。

ブルガコフ次官は2008年以来、ロシア軍の補給作戦を取りまとめてきた。ロシア軍が2015年にシリアに配備された際にも、その補給を取り仕切った。

しかし複数の消息筋は、ブルガコフ次官がここ数カ月、政府内部で隅に追いやられていたと指摘。ウクライナでのロシア軍の前進を妨げ、自軍が供給不足のまま放置されるという、補給作戦の混乱をめぐり、次官の責任を問いただす声が相次いでいたという。

ロシア政府はこのところ、数少ない同盟国の北朝鮮やイランに新たな大砲やドローンの供給を求めざるを得なくなっている。

新たに招集されたロシア人新兵がさびたアサルトライフルを装備している動画がソーシャルメディア上に出回る中、ブルガコフ次官の解任が発表された。

ロシアの戦争推進派はブルガコフ次官の解任を歓迎した。後任のミジンツェフ将軍は強硬派に受け入れられるものと予想される。ミジンツェフ氏はマリウポリでの包囲作戦を指揮したことを理由に、イギリスの制裁対象となっている。

多くのウクライナ人から「マリウポリの虐殺者」と呼ばれるミジンツェフ氏は、シリア内戦でもロシア軍を率いて、アレッポの街を壊滅させた残虐な爆撃作戦を指揮したとされる。

英外務省は3月にミジンツェフ将軍への制裁を発表した際、将軍がウクライナとシリアでの両方の紛争で「おぞましい戦術」用いて「残虐行為」を行ったと非難した。

プーチン氏はウクライナでの戦争で直接指揮を執り、ウクライナ国内にいる将官たちに自ら命令を下し始めたと報じられている。

米当局者は米CNNに対し、ロシア政府の「指揮系統の機能不全」が深刻化し、プーチン氏は戦争で従来より積極的な役割を負わざるを得なくなっていると語った。

イギリスの国防当局者は先月、プーチン氏がセルゲイ・ショイグ国防相を疎外していると示唆した。国防当局の高官がショイグ氏の「無能で現場知らずのリーダーシップ」を嘲笑し始めたためという。

こうした中、米紙ニューヨーク・タイムズは、ロシア側の現地指揮官による南部ヘルソンからの撤退要請を拒否したと報じた。
ヘルソンではウクライナ軍が徐々に前進している。

同紙は米情報筋の話として、プーチン氏が撤退の検討を拒否したため、ヘルソンにいるロシア部隊の士気が低下したと伝えた。
同部隊はロシアの補給線からほぼ切り離された状態にあり、頼みの綱として浮き橋の再設置を必要としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ea74e70c608ee3922d27ba208f0920d48b581533

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