プーチンはウクライナ侵攻でかなり苦しんでいる――予備役の部分的な動員などを発表したを発表したロシアのプーチン大統領について、アメリカのホワイトハウス高官が指摘した。
プーチン大統領は9月21日、半年以上続くウクライナ侵攻のために約30万人の予備役を動員するとテレビ演説で発表した。
さらにロシア当局は23日、制圧したウクライナ東部や南部地域のロシア編入を問うための住民投票を開始した。
ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は25日、こういった動きについて「間違いなくロシアの強さや自信の表れではありません。むしろ全く反対で、ロシアそしてプーチンがかなり苦しんでいることの兆候です」とABCの番組で述べた。
プーチン大統領は21日の演説で、核兵器の使用も辞さないという考えも示している。
サリバン氏はこの問題について「アメリカが核兵器使用にどう反応するかを、ロシアは十分に理解している」とNBCの番組で述べ、使用すれば「破滅的な結果が待ち受けている」とロシアに警告したことを明らかにした。
サリバン氏によると、プーチン大統領がウクライナ侵攻に関連して核の脅威を持ち出すのは今回が初めてではなく、ホワイトハウスは深刻に受け止めている。
一方、ティム・ケイン連邦上院議員は24日に出演したMSNBCの番組で「プーチン大統領は追い込まれており危険だ」と述べながらも、核兵器の使用はロシアにも放射性降下物の危険をもたらすことから「脅しに過ぎない」という考えを示した。
「核兵器はどこで使用しようが…国際社会からの激しく非難という大打撃を招きますが、それだけではなくロシアに放射能降下物の危険性をもたらします。ですから私は、大いなるハッタリだと思います」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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「プーチンはかなり苦しんでいる」ホワイトハウス高官がロシアの窮状を指摘