連日の猛暑で夏に「酷使」したエアコン。
暑さが落ち着いてきたこの時期、どんなメンテナンスをしておくと良いでしょうか。
やっておきたいお手入れ方法をご紹介します。
エアコンメーカーのダイキン工業は、「夏じまい」に済ませておきたいメンテナンスの方法を、3つのポイントで紹介しています。
(お手入れの前には運転を停止し、電源プラグを抜くか、ブレーカーを切りましょう)
1.フィルターのお手入れ
フィルターの掃除によって、気になる電気代の節約効果もあるとされています。
手順としては以下3点を紹介しています。
・掃除機でフィルターについたホコリを吸い取る。
・汚れがひどいときは、台所用中性洗剤で洗う。
・水洗い後は、軽く水切りして、日陰でよく乾かす。
フィルターを洗う際のポイントとしては、「ホコリがついている裏側から水をあてる」と汚れが落ちやすいそうです。
また、乾燥が不十分だとカビや臭いの原因になるとして、十分に乾燥してから取り付けることがおすすめです。
同社の実験では、フィルター掃除をした場合、しなかった場合と比べて約5割(48.9%)のムダな消費電力量を削減されたという結果も(10年以上前のエアコンと、約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて検証)。
2.熱交換器が汚れていないか、よく確認
熱交換器とは、空気を冷やしたり温めたりする部品。
フィルターの奥にあり、冷房の運転時には冷たくなって「結露」が発生します。
薄いアルミの板が並んでいる形状で、汚れがつくとカビや臭いの原因になることも。ただ、自分で掃除するとアルミ板が変形してしまうこともあるため、洗浄が必要な場合は専門業者に相談するよう呼びかけています。
3.室外機の背面に異物が挟まっていないかチェック
室外機の裏側などにゴミや洗濯物は挟まっていないでしょうか?
物が挟まっていると、室外機への風の通りが妨げられてエアコンの能力が低下し、余計な電気代がかかってしまうことも…。台風などで飛来物が挟まってしまうこともある季節、あらためて点検してみると良さそうです。
また、掃除をしてからも、月に一度「送風運転」をすると、エアコン内部にホコリや菌がたまるのを防ぎ、臭いの予防対策になるそうです。
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ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。
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夏に酷使したエアコン、秋にやっておきたいお手入れ方法。メーカーがすすめる3つのポイントがこれ