9月14日に小笠原近海で発生した台風14号は、9月20日午前9時に温帯低気圧に変わりました。大型で非常に強い勢力で九州を縦断し、日本海沿岸から東北地方を横断。各地で記録的な大雨を観測し、浸水や崖崩れなどの被害が確認されています。
台風通過後にはどんなことに気をつけたらいいでしょうか。
京都大学防災研究所監修「台風時の強風災害に対する対応」(2015年7月)などを元にチェックすべきポイントをまとめてみました。
■ 安全確認や復旧作業
・長袖・長ズボン・靴(サンダルはNG)、持っていればヘルメットを着用しましょう。
■ 吹き返し・吹き戻し
・台風の際、強かった風が一度おさまっても、再び強まることがあるので、風が弱まってからしばらくの間は、引き続き警戒しましょう。
■ 家屋
・落下物や倒壊の危険がないか調べる。あれば、直ちに補強や除去を。
・一度水に浸かった屋内配線等は漏電の危険があり使用前に必ず安全点検。
・灯油や農薬など危険物の漏出はないか調べましょう。
・水害にあったら、衛生管理に注意する。水道水は煮沸し、手は必ず消毒。
・家の中の風通しをよくし乾燥させます。
※浸水後は悪臭や汚れが残るほか、伝染病が発生する恐れがあります。保健所などの指示をもとに、衛生面に注意。
※家屋の消毒に関しては、床下や庭土などへの消毒は原則不要と朝日新聞デジタルなどが報じています。
■電線
・断線した電線が家屋等に触れていないか調べ、もしあれば電力会社に連絡。
※断線した電線には絶対に触れないように! 感電死の危険もあります。
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【台風14号が温帯低気圧に】台風通過後にチェックすべきポイントは?