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「iPhone 14」通常モデルとProモデルの違い。iPhone 13からどこが進化したのか?


Appleは9月7日に「iPhone 14」シリーズを発売しました。 「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」は、何が新しくなったのかについて、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。


*Category:テクノロジー Technology|*Source:Apple Explained(1),(2),Apple

「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」の特徴とは?

両機種の注目すべき特徴は以下の通りです。

◇ iPhone 14/14 Plusの特徴


「iPhone 14」は、6.1インチのディスプレイとアルミニウムの側面が特徴です。


もっと大きいディスプレイを求めるなら、6.7インチの「iPhone 14 Plus」も存在します。これは、miniモデルの代わりに追加されたモデルです。


カラーバリエーションは、14と14 Plusともに、ミッドナイト、スターライト、プロダクトレッド、パープル、ブルーの5色です。


主な新機能は、電波や無線LANがない場合でも緊急サービスをメール送信できる衛星経由の緊急SOS機能です。この機能を利用するには、屋外で空がよく見える場所にいる必要があります。

通報を開始すると、緊急事態に関する質問に答えるよう促されます。その後、iPhoneを上に向けると、利用可能な衛星の方向へ誘導してくれます。衛星が見つかったら、木などの下にいる場合は1分以上、障害物がない場合は15秒程度で接続が確立されます。

一度接続すると、iPhoneは自動的に「入力した回答」「場所」「医療ID」「バッテリー残量」を送信します。そして、衛星経由で送信されるテキストは、通信速度を上げるために3倍に圧縮されます。

もし地元の緊急サービス業者がメールを受け付けない場合は、Appleが中継センターを使ってあなたに代わって直接電話をかけます。この緊急SOS機能は、まずはアメリカとカナダから提供されます。


もう1つ安全に関する新機能があります。それは、衝突事故検知機能です。

100万時間におよぶ実際の事故のデータ、新しい高加速度センサー、新しいハイダイナミックレンジジャイロスコープにより、iPhoneはあなたが事故に遭ったことを認識します。事故と認識すると、自動で緊急サービスや緊急連絡先に知らせます。


メインカメラのレンズは、より大きなセンサーと開口部を備え、光を49パーセント多く取り込めるようになりました。これにより、暗い場所での撮影が2倍速くなりました。また、ナイトモードの露光も2倍明るくなっています。


さらに、Photonic Engineと呼ばれる画像処理システムが搭載され、広角カメラとインカメラも低照度下で2倍美しく写真が撮れるようになっています。


ビデオに関しては、新しいアクションモードがジンバルの効果をシミュレートし、手ぶれを抑えることができます。そして、シネマティックモードでは、毎秒24フレームの4K映像の撮影が可能になりました。

iPhone 14と14 Plusに搭載されているA15 Bionicチップは、13 Proと同じものです。より優れた熱効率を実現する、アップデートされた内部デザインに期待です。


そして、アメリカのiPhone14シリーズは物理的なSIMカードトレイが削除され、eSIMしか利用できなくなっています。


iPhone 14の発売日は9月16日で価格は119,800円からです。iPhone 14 Plusの発売日は10月7日で、価格は134,800円からです。

◇ iPhone 14 Pro/14 Pro Maxの特徴


「iPhone 14 Pro」は、6.1インチのディスプレイを搭載し、側面はステンレススチール製です。


より大きな6.7インチの「14 Pro Max」も用意されています。


カラーバリエーションは、14と14 Proともに、ディープパープル、ゴールド、シルバー、スペースブラックの4色です。


Proシリーズは、上記で解説した「iPhone 14」の機能を全て備えています。さらに、Proシリーズにしかない、特別な機能もあります。

まずは、画面上部のダイナミックアイランドです。これは、通知、アラート、アクティビティーを流動的に統合して表示させることができます。また、表示される内容に応じて拡大・縮小します。

この機能は、近接センサーをディスプレイの背後に配置し、TrueDepthカメラシステムを31%縮小することで可能になりました。


また、iPhoneがスリープモードに入ると、常時点灯する機能が搭載されました。そのため、タップしなくても、最新の通知をすばやく見ることができます。

常時点灯は、バッテリーの消耗を防ぐため、画面の更新は1秒に一度だけです。顔を下に向けている時、ポケットに入れている時、Apple Watchを持って部屋を出る時は完全にオフになります。


ディスプレイ使用中は、1,600nitsの輝度を実現します。これは、Pro Display XDRと同じレベルです。そして、屋外ではさらに上を行き、2,000nitsに達します。これはiPhone 14 Proのディスプレイが、現在のどのスマートフォンよりも明るいことを意味します。


カメラシステムは、従来の1,200万画素から4,800万画素のレンズに変更され、センサーサイズも65%大きくなりました。

ProRAWは、4つのピクセルを1つの大きなクアッドピクセルにまとめ、4倍の光を集めることができます。つまり、12メガピクセルサイズでより良い写真を撮影することができるということです。

さらに、3倍ズームに加え、新たに2倍ズームも搭載されています。これにより、iPhoneのズームオプションは0.5倍、1倍、2倍、3倍に拡大されます。


新しいAdaptive True Toneフラッシュは、写真の焦点距離に応じて9つのLEDのパターンと強度を調整し、望遠撮影では2倍明るく、超広角撮影では3倍の均一性を実現します。


iPhone Proモデルは、Appleの新しいA16 Bionicチップを搭載し、A15より約17%高速化しました。また、新たな機能が追加されても昨年のモデルと同じバッテリー駆動時間を実現しています。


iPhone 14 Proの価格は149,800円から、iPhone 14 Pro Maxの価格は164,800円から。共に9月16日から発売されます。



オリジナルサイトで読む : AppBank
「iPhone 14」通常モデルとProモデルの違い。iPhone 13からどこが進化したのか?