異常気象は世界中で起きている。深刻さがわかる10の写真【画像集】

フランスの干ばつで、ヒマワリの栽培も被害を受けた(2022年8月10日、フランス・アンデューズで撮影)

2022年、日本では「記録的」な早さで梅雨が明け、6月下旬から7月初めには「記録的」な猛暑となった。

気象庁の検討会は8月22日、この暑さについて「異常」との見解を示した。

こうした「異常気象」が起こっているのは日本だけではない。

気候危機がますます緊急の課題と化す中、世界各国は「普通の日常」が私たちの適応スピードより早く変化しているという現実を直視しなければならなくなってきている。

中国は異常な熱波と干ばつが70日も続き、大きな被害を受けた。

イギリスは1935年以来最も乾燥した7月を記録し、2つの熱波を経験した。

ヨーロッパの干ばつは過去500年間で最悪。

アメリカもヨーロッパと同様、各州での記録的な気温の上昇により、深刻な干ばつに見舞われている。

インドでは、今年だけで200日間も熱波を経験している。

また水位の低下により、世界各地で古代遺跡が発見されている。

極度の干ばつに悩まされている国がある一方、パキスタンでは集中豪雨で900人が死亡するなど、世界の気候が極めて不安定になっていることがわかる。

韓国のソウルでは、過去80年間で最多の時間雨量を記録し、各地で土砂崩れなども発生した。

中国は干ばつに見舞われている地域があるにも関わらず、一部では鉄砲水が発生した。

しかし、こういった異常気象は言葉だけでは想像できないこともある。

そこで、気候がどのように変化していっているかを語る、世界各地からの衝撃的な画像を紹介しよう。

中国最大の淡水湖、ハ陽湖の水位が下がり、干上がっている部分も(2022年8月24日、中国・江西省で撮影)
台風による大雨で、道路にも水が溢れた(2022年8月25日、中国・海南省で撮影)
ワール川の支流も干上がった(2022年8月23日、オランダ・ナイメーヘンで撮影)
ミレニアム・ブリッジを雨の中渡る人。数週間にわたる暑さの後、ロンドンは集中豪雨に見舞われた(2022年8月17日、イギリス・ロンドンで撮影)
水位が下がり、干上がった部分が見えるハ陽湖の空中写真(2022年8月24日、中国・江西省で撮影)
大雨で、バイクの運転は困難に(2022年6月18日、パキスタン・ラワルピンディで撮影)
韓国・ソウルでの大雨で、漢江沿いの公園の一部は浸水した(2022年8月10日、韓国・ソウルで撮影)
干ばつの影響で、貯水池からスペインの「ストーン・ヘンジ」と呼ばれる遺跡、グアダルペラル・ドルメンが姿を現した(2022年7月28日、スペイン・カセレスで撮影)
ミード湖の水位も下がった(2022年8月24日、アメリカ・ネバダ州で撮影)

ハフポストUK版の記事を翻訳・編集・加筆しました。 

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異常気象は世界中で起きている。深刻さがわかる10の写真【画像集】

Yuko Funazaki