沖縄では長引く台風の影響に注意
沖縄では風が強まっており、与那国島や石垣島など先島諸島では20m/s以上の最大瞬間風速を観測しています。
今後、台風の動きが遅くなり、沖縄では4日(日)頃まで影響が残る可能性があります。雨や風の対策に加え、食料品などの備蓄も必要です。
9月1日(木)6時現在、非常に強い勢力の台風11号(ヒンナムノー)は宮古島の南南東約200kmを、南西に進んでいます。
今後は発達しながら南西へ進み、再び猛烈な勢力に発達する予想です。2日(金)頃に沖縄の南で動きが遅くなり、沖縄周辺では影響範囲が拡大するとみられます。週末以降は次第に北寄りに進路を変え、来週にかけて九州に接近するおそれがあるため台風の進路に注意が必要です。
▼台風11号 9月1日(木)6時現在
中心位置 宮古島の南南東約200km
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 南西 30 km/h
中心気圧 935 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
暴風域半径 95 km
強風域半径 192.5 km (北側220 km, 南側165 km)
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沖縄では風が強まっており、与那国島や石垣島など先島諸島では20m/s以上の最大瞬間風速を観測しています。
今後、台風の動きが遅くなり、沖縄では4日(日)頃まで影響が残る可能性があります。雨や風の対策に加え、食料品などの備蓄も必要です。
秋雨前線が停滞する影響で、台風周辺の暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込む見込みです。
前線の活動は活発になり、周囲では雨雲が発達します。週末にかけては東北や北陸、山陰などを中心に雨が強まり、多い所では総雨量が200mm前後に達するような大雨のおそれがあります。
局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る可能性もあり、道路冠水や河川の増水・氾濫、土砂災害などに警戒が必要です。
また、九州や四国など西日本の太平洋側も湿った空気が山にぶつかることで雨雲が発達しやすく、台風の進路によってはかなりの大雨となることも考えられます。
台風11号はしばらく沖縄周辺で停滞した後、中国大陸から上空の気圧の谷が近づくタイミングで、東シナ海を北上する見込みです。
世界各国の気象機関によるコンピューターシミュレーションの結果では、9月2日(金)頃までは沖縄の南で動きが遅くなることで揃っているものの、その後はまだばらついていることがわかります。とはいえ段々と誤差は縮小傾向で、東シナ海を北上し九州の西から日本海方面に向かう予想が増えてきています。
九州の西を北上した場合、来週は日本列島の広い範囲に影響の出る可能性があります。今後も最新の台風情報をこまめに確認するようにしてください。
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台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」はラオスが提案した名称で、国立保護区の名前が由来です。
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