沖縄の南の雲の渦と融合する予想
気象衛星ひまわりによる雲画像をみると、台風11号の雲の中心付近に台風の目が現れ、発達している様子がわかります。
一方で雲の直径は500kmに満たないくらいで、9時の時点で風速25m/s以上の暴風域の半径は95km、強風域の半径は広い北東側で220kmと比較的小さな台風です。
ただ、沖縄の南には、「モンスーンジャイア」と呼ばれる大きな雲の渦があります。台風11号が沖縄方面に進むにつれて、この雲とまとまり、勢力を強めるとともに大型化する見通しです。
9月3日(土)朝の台風11号の暴風警戒域は予報円よりも半径が200km以上大きく、それだけ暴風域が拡大する予想となっています。週末以降は影響範囲が拡大するおそれがありますので、台風の勢力だけでなく、大きさにも注目です。
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参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構
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