第104回全国高校野球選手権大会は8月22日、決勝が行われ、仙台育英(宮城)が8-1で下関国際(山口)を破り、初の全国制覇を果たした。
東北勢が夏の甲子園の決勝に臨んだのは4年ぶり。ついに、真紅の大優勝旗が「白河の関」を越えた。
試合終了直後の仙台育英・須江航監督のインタビューでの言葉には多くの人が感動。SNSでは賞賛が寄せられている。どんな言葉だったのか。
試合直後のインタビューで、アナウンサーから「3年生にどんな言葉をかけたいか」と問われると、須江監督はこのように口を開いた。
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「(高校)入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、なんて言うか…僕たち大人が過ごしてきたものとは全く違うんです。青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部『ダメだダメだ』と言われて。活動してても、どこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当に、諦めないでやってくれたこと。でもそれをさせてくれたのは、僕たちだけじゃなくて、やはり全国の高校生のみんなが本当によくやってくれて、例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか目標となるチームがあったから、どんな時でも、暗い中でも走っていけ田野で、本当に全ての高校生の努力の賜物が、ただただ最後僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」
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ネット上では「須江監督の言葉がものすごく良かった」「泣けました」「言って欲しいことを全部言ってくれた」などと賞賛の声が寄せられた。
東北勢は過去9回に渡って夏の甲子園の決勝を経験したが、いずれも敗れていた。過去には宮城・東北高校出身で現パドレスのダルビッシュ有投手、秋田・金足農業高校出身で北海道日本ハムの吉田輝星投手などが、この決勝戦で涙を飲んできた。
そのことから、境目となってきた「白河の関」というワードが注目を浴びた。今回、仙台育英が10回目の挑戦でついに東北に優勝という結果をもたらした。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
【甲子園決勝】仙台育英の須江航監督が3年生に贈った言葉に感動の嵐「青春って、すごく密なので」。試合後インタビュー