【旧統一教会】韓国で教団が危機感か「創始者の死去時よりも深刻」
旧統一教会の“本拠地”韓国でも大きな動きがありました。
■抗議デモ
「歪曲報道、宗教弾圧、中断しろ!中断しろ!」
日本語の歌、手拍子、そして、安倍晋三元総理への追悼。
18日、韓国・ソウルで行われたのは、旧統一教会の信者によるデモ。
3000人以上が参加したとみられ、合同結婚式を挙げて韓国に嫁いだ日本人女性が中心です。
旧統一教会の取材を15年続けている現地の記者は、このデモの裏に、教団側の強い危機感があると見ています。
■韓国CBS ソン・ジュヨル記者
「旧統一教会が感じている危機意識は(創始者の)文鮮明が亡くなった時よりも深刻なようです。(教団)内部の人もそう話していました。一般的に韓国では、旧統一教会は、お金をたくさん持っている宗教だと認識されています。(安倍元総理の)銃撃事件を通して「お金は日本の信者たちから流れ込んでいた」と知られるようになり、韓国国民に「うさん臭い」と思わせるきっかけになりました」
さらに、このデモは日本へ向けたメッセージの方が強いとも言います。
■韓国CBS ソン・ジュヨル記者
「旧統一教会が全世界にネットワークを持てたのは、日本の資金が大きな役割を果たしたからだとみられ、日本の拠点が無くなると旧統一教会を維持することが難しいという危機意識があると思います」