あと2ヶ月ほどで、iPhone 14シリーズが発売されます。ただ、iPhoneの最小モデルが変更される可能性があります。なんと、AppleはiPhone 14シリーズから「mini」モデルを廃止しようとしているのです。
Appleが「mini」モデルを廃止しようとしている理由について、テック系メディア「9to5Mac」が解説しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5Mac,Apple
Appleは「3つ」の理由から「mini」モデルを廃止しようとしています。
Appleは2020年のiPhone 12シリーズで、5.4インチの「mini」モデルを導入しました。しかし、iPhone 12 miniは、iPhone 12の他のラインアップほど売れませんでした。
CIRPのアナリストは、iPhone 12シリーズが発売して最初の2カ月間の販売台数で、iPhone 12 miniの占める割合はわずか6%に過ぎなかったと指摘しています。
ちなみに、iPhone 12が占める割合は27%、次いでiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxがそれぞれ20%でした。
iPhone 12 miniは、新しいフラッグシップiPhoneの1つであるにもかかわらず、iPhone SE、iPhone 11、iPhone XRなどの旧モデルに負けてしまうことが多かったのです。
2021年9月に発売されたiPhone 13 miniは、バッテリー駆動時間やディスプレイの明るさなどが改善されたものの、売れ行きは伸びませんでした。
CIRPの最近のデータによると、第2四半期のiPhone 13 miniの販売台数はiPhone全体の3%にとどまっているようです。
「mini」モデルが廃止される理由と「mini」モデルが今後どうなるのかについて「9to5Mac」は、このように考えています。
miniモデルは、iPhoneラインナップの中で最も画面が小さいモデルです。miniモデルには当然大きなモデルとは違った利点がありますが、ユーザーはより大きな画面の方が「プレミアムなデバイス」と考えます。
そのため、苦労して小さな筐体に機能を詰め込んでも、通常の6.1インチモデルよりも安い価格設定で売らなければなりません。前述の売上不振も考えると、「安くしたのに売れない」というのはAppleとしては頭の痛い問題です。
リーク情報によると、今年はiPhone 14 miniの登場はないと言われています。「9to5Mac」も、Appleが「iPhone 14 mini」をテストしていないことを独占的に報じています。
iPhone 14(コードネーム:D27、D28)は、6.1インチと6.7インチの大きさが用意される予定です。
また、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Max(コードネーム:D73とD74)も、6.1インチと6.7インチの大きさで提供される予定です。
つまり、最も小さいiPhone 14は6.1インチのディスプレイとなり、Appleはスクリーンサイズの選択肢を3つから2つに減らすということです。
iPhone 13 miniは、おそらく599ドル(約80,000円)前後の低価格でAppleのラインアップにとどまると予想されています。
iPhoneのminiモデルは、将来のiPhone SEとして復活する可能性もあります。しかし、一旦iPhone 14シリーズから排除されることは、ほぼ間違いないといっていいでしょう。
オリジナルサイトで読む : AppBank
【絶望】iPhone 14 miniが登場しない理由3つ