トム・ホランド、SNSから離れることを公表「刺激が強すぎて打ちのめされる」

トム・ホランドさん

『スパイダーマン』シリーズなどで知られるイギリス出身の人気俳優トム・ホランドさんが8月14日、自身のInstagramを更新。メンタルヘルス上の理由で、SNSから離れることを明かした。

ホランドさんは投稿で、メンタルヘルスを保つためにしばらくSNSから遠ざかっていたことを報告。シェアした約3分間の動画の中で、自身のメンタルヘルスに有害であるとして、TwitterなどSNSのアプリをスマホから削除すると説明した。

投稿の末尾では「メンタルヘルスについて語り合いましょう❤️」と呼びかけた。

ホランドさんは、「InstagramとTwitterは刺激が強すぎて、打ちのめされてしまうんです。ネット上で自分に関することを目にすると、夢中になって(負の)スパイラルに陥ってしまい、最終的にメンタルにとても悪影響を与えてしまう」と告白。「だから一歩引いて、アプリを削除することにしました」と説明した。

助けを求めるのは「恥ずべきことじゃない」

小規模な慈善団体の資金集めをサポートするため、ホランドさんは2019年、兄弟らとともに基金「ブラザーズ・トラスト」を立ち上げている

投稿されたビデオでは、ブラザーズ・トラストが支援する、10代のメンタルヘルスの向上をサポートする慈善団体「stem4」の取り組みや、団体が提供する4つのアプリを紹介。活動への寄付も呼びかけた。

ホランドさんによると、stem4の4つのアプリはいずれも無料で利用できる。若者のメンタルヘルスを家族や友人がサポートすることや、落ち込んだ気分を回復させるのに役立つという。

「ブラザーズ・トラストがこの団体を支援しているのは、素晴らしい活動だと考えているからです。メンタルヘルスに対するひどい偏見があり、助けを求めるのは恥ずべきことではないと分かっています。でも口で言うのは簡単ですが、実行するのは難しい。だから、これらのアプリがより幸せに、より健康になるための最初の一歩になることを願っています」

ホランドさん自身もこれらのアプリをダウンロードしており、「本当に助かっている」と話す。

動画の締め括りに、「私はまたInstagramから姿を消します。皆さん、愛とサポートをありがとうございました」と感謝を述べた。

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