先日のWWDC22で発表されたiPhone向けOSの新バージョン「iOS 16」。今後数ヶ月のうちに「iPhone 8」以降を持っているユーザーであれば、このiOS 16を利用することが出来るようになる予定です。
このiOS 16について、ベータ版を入れて1ヶ月ほど利用しているテック系大手YouTuber「Marques Brownlee」が主要な新機能を解説しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Marques Brownlee,Apple
iOSは毎年のアップデートで、より使いやすく進化してきました。iOS 16でも、いくつかの機能やアプリが大きく進化する見込みです。
iOS 16では、iMessageのメッセージを後から編集、取り消しできるようになります。
送信してから最大15分の間であれば、メッセージを編集することが可能です。そして、編集をすると送信した相手のメッセージも合わせて修正されます。相手には、編集されたことはわかりますが、編集履歴は見えません。
また、送信内容に誤りがある場合は、完全にメッセージを取り消すことができます。送信を取り消すと、両方のユーザーに取り消したことを示すアラートが表示されます。
ちなみに、iOS 16をまだ使っていないユーザーにこの機能を使うと、うまくいかないことがあるようです。つまり、最初に送ったメッセージから変更や取り消しが行えないということです。
ライブテキスト機能を使えば、テキストが入った画像を読み取ることができます。そして、そのテキストを、コピーや貼り付けすることができます。
iOS 16ではビデオにもライブテキストが追加され、テキストがあるフレームでビデオを一時停止すると、ビデオの中のテキストを認識させることができます。
さらに、被写体と背景がある写真では、長押しで写真からオブジェクトを持ち上げて、例えばメッセージなど、好きなものにコピー&ペーストすることができるようになりました。
背景を取り除く作業は自動で行われ、1秒もかかりません。これは、iPhoneで撮影したポートレートモードの写真だけでなく、どんな写真でも可能です。
今から解説する機能は劇的な進化というほどではないように感じられます。しかし、これらの小さなことをすべて合わせると、かなり大きな進化に感じられるでしょう。
天気予報アプリで日中の個別予報が表示されるようになりました。これは、Appleが買収した「Dark Sky」の技術を利用しています。
この機能を使えば、1日を通して気温がどう変化するのか、いつ雨が降るのかなどを確認することができます。
また、Safariでビデオを見る際の、ビデオウォッチUIが変更されクリーンでシンプルになっています。
Face IDが横向きでも利用できるようになっています。
ホーム画面の一番下に検索が表示され、Spotlightを簡単に利用できるようになっています。
Apple Cardで注文したものがWalletアプリ自体に表示されるようにもなっています。
そして、iPhoneのキーボードがついに触覚フィードバック機能に対応しました。この機能はAndroidが10年以上前から持っている機能です。
この機能は、iPhoneのキーボードを押すと、iPhoneがわずかに振動します。
iPhoneは、あらゆる携帯電話の中で最高の振動モーターを持っているため、非常に優れた振動です。この機能はデフォルトではオフになっていますが、設定から簡単にオンにすることができます。
このようにソフトウェアアップデートでは、常に大きな変化につながる小さな変化を繰り返しています。
オリジナルサイトで読む : AppBank
iPhoneのロック画面を魔改造できる「iOS 16」大物YouTuberが実践レビュー