台風4号(アイレー)が東シナ海を北上し、7月5日には九州に上陸するおそれがある。気象庁は、西日本では6日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけている。
今後の予想進路や天気、防災情報をまとめた。
7月4日午前9時過ぎ時点での気象庁の発表によると、台風4号は東シナ海を1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいる。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルだという。
4日は東シナ海を北上し、次第に進路を東よりに変えて、5日には九州にかなり接近し上陸するおそれがある。
その後6日にかけて西日本の太平洋側を東へ進み、7日には温帯低気圧に変わる見込みだ。
4日は、台風の北上に伴い台風周辺の湿った空気が流れ込み、九州地方や四国地方では激しい雨や、非常に激しい雨が降っている。
九州南部・奄美地方と九州北部地方では5日にかけて、四国地方では6日にかけて大雨となるおそれがある。
▽5日6時までに予想される24時間雨量は、多い所で
九州南部、四国地方:200ミリ
九州北部地方、近畿地方:150ミリ
奄美地方:120ミリ
▽6日6時までに予想される24時間雨量は、多い所で
四国地方:200から300ミリ
近畿地方:100から200ミリ
九州南部、九州北部地方:100から150ミリ
奄美地方:50から100ミリ
の見込みだ。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、また落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけている。
また、東日本から北日本でも、5日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある予報だ。
▽5日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方、関東甲信地方:100ミリ
北海道地方、東北地方:80ミリ
北陸地方:60ミリ
▽6日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方:100から200ミリ
東北地方、北陸地方、関東甲信地方:50から100ミリ
北海道地方:およそ50ミリ
の見込み。気象庁は、東日本から北日本では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけている。さらに、ひょうが降るおそれもあるという。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
台風4号、今後の進路と天気は? 5日には九州に上陸するおそれ、東日本でも大雨に注意【台風情報】