2022年も暑い夏もいよいよ始まりかけています。暑い日にはエアコンを活用し、熱中症にならないように部屋を涼しく保つことが最重要ですが、電気代もできるだけ抑えたいところ。
今回は、設定温度を下げたり、効率を良くして電気代を抑えるための5つの手軽な方法をまとめました。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:DAIKIN ,FUJITSU ,Panasonic ,シャープ
エアコンの電気代を下げる上で重要なのが設定温度。シャープ公式サイトによれば、冷房時に温度を1度高めに設定するだけで、約10%も節電になるそうです。エアコンメーカー各社も、体感温度を下げたり、エアコンの効率を良くするための節電情報を公開しています。
まず簡単に見直せるのが、エアコンの風量です。DAIKIN公式サイトによると、エアコンの設定温度を下げるよりも、エアコンの風量を強くする方が電気代が少なくなるとのこと。風量を強くしたときの消費電力は、温度を下げる時に消費する電力と比べると、比較にならないくらいのわずかな増加なのだそうです。
風量を強くすると、体感温度が下がり、同じ温度でも涼しく感じます。また、冷気は下へと下がっていくため、冷房時には風向ルーバーを水平・上向きにすると温度ムラが解消され、設定温度が高めでも心地よく過ごせます。
扇風機やサーキュレーターがある方は、エアコンと併用するとより効果的。風の循環をよくして室内に冷風をいきわたらせることで、節電につながるそうです。
部屋が涼しくなるとエアコンを切ってしまいがちですが、実はこれは場合によって逆効果。シャープ公式サイトによると、エアコンは、電源を入れて部屋を冷やし始めるときに、一番多くの電力を使用するそうです。
頻繁にエアコンのオン・オフをくり返すと、そのまま連続運転していた場合よりも、かえって節電にならないことがあります。最初は低めに設定していても、涼しくなったら28度程度まで設定温度を上げるなどをして調節すると効果的です。
エアコンはつけ始めが一番電力を消費しますが、長めに外出したり寝たりする場合は、電源を切った方が節電になります。消し忘れを防ぐためにも、あらかじめタイマーを設定しておくと便利です。
FUJITSU公式サイトでも、エアコンの無駄な運転を防ぐため、タイマーを活用して必要な時間だけ運転することを推奨しています。
帰ったときに部屋が暑いと、ついすぐにエアコンをつけてしまいがちです。しかしDAIKINやシャープ公式サイトによれば、外出先から帰った際にはまず「窓を開けて換気する」ことが大事だそうです。
部屋の熱を外に逃がさないままエアコンの運転を開始すると、温度が下がるまでに時間がかかり、無駄な電力を消費してしまいます。特に直射日光が入りやすい部屋や夜に帰宅した場合、外よりも部屋が暑い場合は多いため、まずは換気するのがオススメです。
また、カーテンやブラインドを使って、窓からの直射日光を防ぐのも大事。FUJITSU公式サイトによると、窓の大きさやカーテンなどの種類にもよるものの、日差しによる熱の進入を約30%カットできるそうです。
最近のエアコンには節電を効率的にしてくれるエコ機能が搭載されていることがよくあります。例えば、
また、パナソニックの一部のエアコンには「ECONAVI」という、場所や時間を絞ったり、日差しを検知して効率的な稼働をする省エネ機能が搭載されているそうです。
ちょっと手間はかかりますが、エアコンの電気代を下げるためには、フィルターや室外機などの定期的なチェックも重要です。シャープ公式サイトによると、フィルターにエアフィルターにホコリなどがつまると、冷暖房の効率が低下し、電気代が約5~10%無駄になってしまうとのこと。
また、室外機に直射日光があたっていたり、周りにモノや雑草などが多くなっていると、やはり冷暖房の効率が低下するそう。他にも、すだれやブラインドを窓につけるなど、夏に備えた色々なチェックを行うことも大切です。
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【猛暑対策】3分でできる「エアコンの電気代を下げる」5つの方法