雨の日が掃除に向いている理由
雨の日は、何をするにも効率が悪く、やる気がそこなわれます。
ところが、全国で家事代行サービスなどを展開するカジタク・サプライヤチームの鈴木健吾さんによると、「雨の日こそ掃除したい場所がある」といいます。どういうことなのでしょうか。
「雨の日が掃除に適している理由は、マイナスポイントと考えられがちな水分や湿度にあります。まず、湿気でホコリが立ちにくくなります。拭き掃除や掃き掃除などで、ホコリが舞い上がりにくくなるのです。
また、こびりついた汚れも、水分を含んで剥がれやすくなります。特に、効果がわかりやすいのがベランダや窓、外壁などの汚れです。晴れの日にはなかなか落ちなかった汚れが雨水を吸い、拭くだけでキレイになることもあります。
そして、雨によってもたらされる雨水の利用です。わざわざ水を撒く必要なく擦り洗いできたり、網戸を雨に打たせてキレイにすることもできます。手間がはぶけて、節水にもなります」(鈴木さん)
なるほど、雨の日は掃除のチャンスなのですね。とはいえ、大雨や強風といったひどい悪天候などの場合は、もちろん掃除を控えるなど注意してください。
また、フローリングや畳の水拭きのように、逆に雨の日には避けたい掃除もあるようです。
「雨の日の室内は湿気がたまりやすく、水拭きするとなかなか乾かないのです。フローリングがベタベタしたり、畳にカビが生えやすくなる可能性もあります」(鈴木さん)
雨の日に、適した掃除の場所と方法を教えていただきましょう。