ジャニーズ事務所の人気グループ『なにわ男子』のデビューツアーのファンクラブ先行受付のチケット抽選結果が6月16日に発表された。
SNSでは抽選結果を受けて非喜こもごものツイートが投稿される中、チケットが高額で販売(転売)されているケースが散見され、批判が寄せられている。
Twitterでは6月16日、「なにわ男子」「転売ヤー」などの関連ワードがトレンド入りするなど波紋を広げている。
16日に抽選結果が発表されたのは、7月から公演が始まる『なにわ男子Debut Tour2022』のチケットだ。同グループ初のツアー開催とあって、入手希望者が殺到していたと推測される。
今回のチケット販売は同グループのファンクラブ(FC)に入っている人のみが申し込むことができる先行受付だった。
ジャニーズ事務所の公式サイトでは、チケットの価格はFC会員が税込7400円、一般料金が税込9000円となっているが、ハフポスト日本版編集部が調べたところ、ネット上のチケット流通サイトなどでは1枚あたりのチケット価格が10万円を超えるものも一部で確認された。
SNSでは「ファンクラブに入っているのに買えなくて、転売ヤーが高額で売り捌くのは納得できない」などと批判の声が相次いで寄せられている。中には、「転売ヤー死ね」「ファンクラブに入っている意味」と嘆くツイートもあった。
ジャニーズのコンサートのみならず、日本ではチケットやグッズの高額転売が横行していて、対策が急務となっている。
ジャニーズ事務所は2020年から公式サイトで高額・不正転売に対して注意喚起をおこなっている。
事務所側は「正規販売以外のチケットを購入すること、また購入したチケットを不正に売却することは、しないでください」と強く訴えている。
「ジャニーズファミリークラブでは公演会場に来場される時に、本人確認のために会員証と本人確認証明書を持参していただくようお願いしています」とした上で、「ところが、転売した人からチケットを購入すると偽造された証明書を渡されることがあります。この場合、転売した人は文書偽造の罪になります。そして購入した人もその証明書を提示すると偽造文書を使った罪になります」と厳しく警告している。
ジャニーズ事務所が警告したように、実際の法律では、私文書偽造の罪については刑法第159条に、また、偽造私文書等行使罪は刑法第161条において規定されている。いずれの場合の懲役刑や罰金が言い渡される可能性がある。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「ファンクラブ入ってる意味」。なにわ男子のファンが転売ヤーに怒り。ライブチケットが高額転売、7400円が10万円超え