猫と一緒に古民家に引っ越したら、すごい写真が撮れてしまった。
優美な渓谷の山水画が描かれた襖(ふすま)の前に、猫の「ねねちゃん」が佇んでいる様子を「襖絵から出てきた猫みたいになってる」となつめさん(@sauntm)が6月4日、Twitterに投稿した。
有名な一休さんの伝説に「屏風(びょうぶ)の虎退治」がある。将軍の足利義満が「そこの屏風の虎が毎晩抜け出して往生して困っておるのだ。その虎を屏風から抜け出さぬ様、縛ってみよ」と無理難題を出すのに、トンチで対抗するのだが、まさにそれを彷彿とさせる写真になっている。
なつめさんのツイートは、わずか1日足らずで20万件を超える「いいね」を集め、「一休さんが喜んで捕まえそう」「色彩のシンクロが最高」と反響を呼んでいる。
ハフポスト日本版は、写真を投稿したなつめさんに取材した。なつめさんは東京都内から5月30日に、富山県朝日町に引っ越してきたばかり。綺麗な海と山がある朝日町の自然豊かな環境に惹かれ、およそ築50年の古民家に、猫のねねちゃんと共に転居した。現在、町役場で情報発信の仕事をしているという。
話題の写真は4日午後9時ごろ、「ふすま絵の前をうろうろと歩いている猫を見たとき美しいなと感じたため」撮影したものだった。
このふすまは以前からあったもので、誰が描いたかは不明だという。なつめさんは写真が大きな反響を集めていることについて「猫が襖絵になっているようなコラ画像を作って下さったユーザーさんもいらっしゃって楽しませていただきました」とコメントしている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「一休さんが喜んで捕まえそう」と話題の写真がこれだ。古民家に引っ越したら猫のインパクトがすごい