今年2022年はこれまでに、沖縄地方と鹿児島県の奄美地方の梅雨入りが発表されています。
平年であれば、九州南部から関東甲信にかけては6月上旬までに梅雨入りとなりますが、今年はいつになるでしょうか。傾向を解説します。
2022年は既に沖縄地方と鹿児島県の奄美地方は梅雨入りの発表がありました。ともに平年よりも早い梅雨入りで、沖縄ではゴールデンウィーク期間までに梅雨入りとなったのは2年連続です。
今週末は梅雨前線が南に離れて、本州付近は晴れる所が多い予報です。梅雨入り前の嬉しい晴天となりそうですので、布団干しや洗濯などで日差しを有効に活用してください。
来週のはじめ頃(5月30日(月)前後)には、梅雨前線が北上して本州付近を低気圧が東進し、西日本や東日本の各地で雨の降る可能性があります。
来週中頃は梅雨前線が南下して一旦天気が回復する予想ですが、来週後半(6月3日(金)前後)以降は梅雨前線が北上して西日本付近に停滞する日が多くなる可能性があります。九州など西日本では早ければ6月はじめに、関東甲信など東日本でも6月上旬のうちには梅雨入りする可能性が高いとみられます。
まだコンピューターシミュレーションの誤差が非常に大きいため、前線の位置の予測は大きく変わる可能性が高い状況です。梅雨入りの時期が前後したり、雨が強まる可能性もあるため、随時最新の天気予報を確認するようにしてください。
今年の梅雨期間の総雨量は、全国的に概ね平年並みの予想です。
ただ、今年は梅雨明けが平年よりも早まる可能性があるため、梅雨末期の大雨となりやすい時期が平年より早く到来する可能性があります。6月下旬から7月上旬には大雨が頻発する可能性も考えられるため、早いうちから大雨災害への備えを行うようにしてください。
▼気象庁の発表
沖縄地方の梅雨入り 5月4日頃
平年より6日早く、昨年より1日早い
奄美地方の梅雨入り 5月11日頃
平年より1日早く、昨年より6日遅い
・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
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