ロシア軍の砲撃で破壊されたウクライナの音楽学校。無残な姿になった看板には日の丸が描かれていた。ドネツク州軍行政府のキリレンコ長官が5月21日、Facebookに写真をアップした。
この学校があるスヴャトヒルシクはドネツク州の北方に位置し、ロシアのウクライナ侵攻で最前線となっている。キリレンコ長官がアップした写真には、ロシア軍の砲撃で破壊された校舎の様子が写っていた。
破壊された看板には、ウクライナ国旗の隣に日の丸が並んでいたが、日の丸の部分が引き裂かれるように損傷していた。
看板の説明書きなどによると、この学校は2015年から2016年にかけて国際移住機関(IOM)を通じた日本政府の支援金で改修されたという。
キリレンコ長官は同日早朝に学校が破壊されたことを明かした上で、「私は長年にわたってドネツク州の復興を支援してくれた日本国民と同盟国に感謝しています。 再建します!」と綴っている。
ウクライナ国防省のTwitterによると、地元の子ども達のほか、ドネツク州周辺の親ロシア派の占領地域から避難してきた子どもたちがこの学校で勉強していたという。
https://twitter.com/DefenceU/status/1527978452082741249?ref_src=twsrc%5Etfw
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ウクライナ侵攻で「引き裂かれた日の丸」。日本政府が支援した音楽学校を破壊【画像集・動画】