日本プロ野球界のトップに君臨してきた選手達をゲストに迎えて、極意を伝えるフルタの方程式。今回は投手に注目する「ピッチャーバイブル」、ゲストは工藤公康さんと今中慎二さんです。今中さんの意外な一面や工藤さんの引退してなお美しい投球フォームは必見です!
この記事では、工藤さんと今中さんをゲストに迎えたピッチャーの極意に迫る様子やSNSの反応をご紹介します!
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工藤さんの「全然投げれるな」と自信に満ちた一言で始まったフルタの方程式。今回は投手回。スタジオでの野球企画ということで、現役を引退した4人の元プロ野球選手が集合しました。ジャージ姿で一堂に会すことは珍しいんだとか!
今回のゲスト、工藤さんと今中さんは実は右利き左投げ投手!今中さんは野球でのみ左主体となる意外な一面を披露します!
意外な一面を披露した今中さん。野球以外のスポーツでは右利きで対応されているんだとか。日常生活も右利きで左で対応するのは野球だけだといいます。そんな今中さんは実は現役時代に左投げ右打ちになりたい時期があったようです。
しかし球界が血気盛んなこともあってかベンチ陣から怪我のリスクを今中さんに背負わせないために、左打ちを余儀なくされた様子。そんな今中さんと工藤さんを招集して行われるのは「カーブの方程式」。ここ最近でカーブに特化したピッチャーはなかなかいないと古田さんはいいます。
実は今中さんも工藤さんも誰に教わらずとも、本に書いてあった情報を実践されたんだとか! 実践で磨き上げていったというカーブの極意はどんな方程式が組まれているのでしょうか?
解説する五十嵐さんは、「カーブのリリースは人差し指か中指かで違ってくるんだ」といいます。工藤さんは普遍的な持ち方をされてい流ようです。一方の今中さんはボールの中心よりやや外側を握っていました。今中さんは一時期工藤さんのカーブに憧れていたそうです。
速度と切れ味が両立する工藤さんのカーブでしたが、今中さんのカーブは抜けたように速度がないもののその分切れ味がある球筋でした。打者として今中さんのカーブを目にしてきた古田さんは、あの抜けたような球筋をさらにコントロールしているのがすごいと絶賛。
今中さん自身もすっぽ抜けるように投げていたといいます。それでも筋が通った球を投げるように腕を振るわないとコントロールは難しいようです。
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古田さんも五十嵐さんも絶賛する今中さんのカーブ。磨き掛かったのが左手首の骨折がきっかけだといいます。ピッチャーゴロをもろに受けて、即日手術。大事には至らなかったため、しばらくするとキャッチボールができるようになったそうです。
ただ選手の怪我はデリケートで、特に投手の手首骨折は選手生命に関わってきます。今中さんも左手首を庇うように当初キャッチボールをしていたそうです。手首のスナップを効かせた投球に恐怖心があったそうで、結果的に腕全体を使ったカーブばかり投げ込んだおかげで怪我前よりも精度が高い球筋になったんだとか。
対して工藤さんのカーブは指も手首もカーブを掛けに行く投球のようです。
続いて工藤さんのカーブが披露されました。現役を引退したとは思えない綺麗な投球フォームに一同驚愕! 五十嵐さんは「今日のために仕上げてきたでしょ」と疑うほどの下半身の動き。今中さんのカーブとは対照的にストレートのような伸びもありつつ、手元で曲がっていくようなカーブ。
工藤さん曰く、リリースする瞬間に指を引っ掛けてカーブを掛けているようです。古田さんは「ドカベンに出てくる不知火がやっていたように、高く上がるようなやつありましたね」といい、工藤さんも手首を使えば同じくらい上がるとのこと。
伸びる球筋の通りで投げる瞬間のイメージはストレートと同じ感覚なんだとか。
工藤さんと今中さんが現役当時、今ほどの球種も少なくスライダーを投げたいと思ってもバランスが崩れてしまうことからカーブを極められたようです。少ない球種の中で戦うためにも投げ方を変化させていったといいます。
リリースの瞬間は同じでもストロークを少し変えるだけで打者のタイミングをずらしたりと巧妙な技術が無数に存在するそうです。五十嵐さん曰く、メジャーリーグでも左投手は球種よりも投球フォームを試行錯誤しているんだとか。
2人の球を受けていた古田さんも「まっすぐを投げるような感覚で球が曲がってくる」と改めてカーブの極意の深さに驚きを隠せない様子でした。
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動画のコメントでは「何度見てもすごいし、工藤さんの投げ方見ただけで鳥肌立つ。今中さんの解説も興味深いし、五十嵐さんも最高。」「本当に技術と実績がある人たちが互いにリスペクトし合って褒めあってるの見てて気持ちいい」といったコメントが寄せられました。
投球も解説も超一流がするからこその価値が生まれていることが伝わっています。が、それ以上にリスペクトに溢れた人間性に魅了されている方が多くいるようです。
今中さんも工藤さんも投手としてもキャラクターとしても人気が高いようです。
引退された方の投球とは思えないくらいの美しさに感動する視聴者が多くいました。
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引退してからも投げ込んでいるのではないかと思わせるほどに、今中さんも工藤さんも綺麗な投球を披露しました。怪我の巧妙からカーブに磨きが掛かった今中さん。研究を重ねてストレートと同じ感覚で投げる工藤さん。それぞれの性格や体験も伝わってくるようでした。
投げ方の解説も感覚的な言葉は少なく、論理的に構造を語られています。2人からはカーブ以外にも下半身の使い方など、多くのことを聞きたくなるほどわかりやすい内容となりました。
サムネイルは以下より:
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古田敦也のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」で工藤公康と今中慎二のコラボが実現! 今だから話せるカーブの方程式とは?