iPhoneには、初代から最新機種に至るまで搭載され続けている「スイッチ」があります。
Appleがこのスイッチを継続して採用し続ける理由について、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Apple Explained ,wikipedia
AppleはiPhoneなどの製品に不要だと思われる機能やボタンがあれば、取り除いてシンプルにしてきました。また、このAppleの考え方はユーザーにも定評があります。
初代iPhoneでは、当時業界では当たり前だった物理キーボードが排除されました。
その後も、イヤホンジャックやホームボタンまでもが排除されています。
しかし、iPhoneをマナーモードにする「サイレントスイッチ」は、昔から最新機種に至るまで、搭載され続けています。
このボタンは、Androidから乗り換えたユーザーには、馴染みがないボタンでしょう。なぜなら、Androidは物理的なボタンではなく、ソフトウェア上でマナーモードに切り替えるからです。
このサイレントスイッチの歴史は、iPodにまで遡ります。
iPodには、iPhoneと同じように、起動するとオレンジ色になるスイッチが搭載されていました。しかし、それはマナーモードではなく、ホールドモードとして使用されていました。
ホールドモードとは、iPodをポケットやバッグの中に入れた際に、意図せずボタンを押してしまうことを防ぐための誤操作防止機能です。
iPhoneなどのタッチスクリーンを搭載した製品には、スワイプをしてロックを解除するという新しい機能が搭載され、ホールドボタンが無くても誤操作を防止することができます。
しかし、AppleはiPhoneにハードウェアのスイッチを引き継がせたのです。
オリジナルサイトで読む : AppBank
AppleがiPhoneに「物理スイッチ」を残した深い理由