サンリオの人気キャラクター・マイメロディと実業家でタレントのローランドさんの“異色”の対談が話題となっている。
ローランドさんは5月11日、自身のTwitterで「恐らく俺が、マイメロと公式に対談した歴史上初の水商売従事者」とツイートした。
今回の対談はマイメロディとananのコラボ企画として実施された。それぞれ異なる世界で多くの支持を得てきた2人は、一般の人からの悩み相談を受ける内容だった。質問に対するそれぞれの答えが、まさに金言だらけだった。
2人が顔を合わせると、まずはローランドさんが誕生から45周年を迎えたマイメロディを祝福した。
続けて、「俺、八王子出身だから、俺、小さい頃からメロディちゃん知っているんだよ。ローランドって名前もサンリオピューロランドからとったくらい(笑)」と伝えると、マイメロディは「なんだか、照れちゃう」と返答。早速、心を掴まれていた。
悩み相談では、「まわりの友達は夢に向かって頑張っているのに私は自分のやりたいことがわかりません。夢は持たないとダメですか?」と質問された2人。
マイメロディは「自分の気持ちに正直に行動するって大事なんだね」と前置きした上で、メロディね、やってみたいことがたくさんあるの。絵本を読んだり、ケーキを食べたり。小さいことでも挑戦してみると、毎日がとーっても楽しくなるだよ」と、らしさ全開で背中を押すコメント。
一方、ローランドさんは「なんで夢のない自分を責めちゃうの?夢は無理してみるものじゃない。だって昨日の夜、夢を見た人もいれば、見ていない人もいる。それと同じで、夢がなくても生きていけるんだから、自分を責めすぎないでほしい」とした。
その上で、「目標がある方がポジティブな人生になると思う」とし、大事なこととして「ちょっとしたことを毎日積み重ねること。昨日よりも成長できたとう体験が自信に繋がるから。それがいつか夢に変わるかもね」と回答した。
続いて、「一度は諦めた夢に再挑戦したい気持ちが大きくなってきました。でも、生活がガラリと変わることへの怖さもあって挑戦できません。こんな私に一歩踏み出す勇気をください」と要望が寄せられた。
これに対しローランドさんは、「先の見えた人生のほうが怖くないか?俺は、自分の限界が決められているほうが苦痛。だって、どうなるかわからない人生のほうが、やりがいがあって楽しいはずだから」と回答。
「何かをスタートするとき、無知であることは一番の武器だと思う。ネガティブに捉えられがちだけど、知らないからこそできる挑戦はある」とし、「事前に勉強することも大切だけれど、やりながら学ぶこともときには大事。興味を持ったらまずは踏み出してみること。その勇気がいずれは成功体験となって、自分に返ってきてくれるから」と自身の考えを伝えた。
一方のマイメロディは、自身のキャラクターが一切ぶれない。
「この前ね、いーっぱい雨が降った次の日、道の真ん中に大きな水たまりができていたの。メロディ、ちょっと怖かったけど、思い切ってえいってジャンプしてみたんだ」と自分なりのチャレンジを試みたことを報告。
続けて、「でもね、失敗して、尻もちをついちゃったの…。とっても悲しくなったけど、そのとき、お空にいちごの形をしたかわいい雲を見つけたんだ。失敗しちゃっても、素敵なことってやってくるんだね♪そしたらね、悲しい気持ちがどこか遠くに行っちゃったの。おうちに帰って長靴に履き替えて、水たまりでパシャパシャ遊んだよ。とーっても楽しかったんだ♪」と伝えた。
マイメロディによる心が癒されるような回答と、ローランドさんによる“生きるヒント”ともなり得る回答。対照的とも言えるほどに毛色は違うが、どちらの回答にも「金言」があった。
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ローランドさんとマイメロ、異色すぎる対談が話題に。夢を持たないとダメ?→悩み相談への2人の答えが深かった