パイロットが突如、操縦不能に。飛行機を着陸させたのは乗客だった

緊急事態が発生したのと同じ型のセスナ機

パイロットが突如、正常に操縦できない状態に陥った――アメリカ・フロリダ州で起きた背筋が凍るような事態を救ったのは、飛行経験のない乗客だった。

地元テレビ局WPBFによると、この緊急事態が発生したのは5月10日午後。

バハマを出発した12人乗りのセスナ機の乗客から、フロリダ州東部にあるフォート・ピアスの航空管制に「緊急事態が発生した」「パイロットが支離滅裂な状態になっています。私はどうやって飛行機を飛ばしたらいいかわかりません」と連絡が入った。

「わかりました。今どこにいますか」という航空管制官の質問に、乗客は「目の前にフロリダの海岸が見えますが、場所はわかりません」と答えている。

管制官はその後、飛行機の居場所を探すため、北か南の方向へ飛ぶよう乗客に指示。

数分後に、飛行機がボカラトン近くを飛行していることを突き止めると、パームビーチ国際空港の管制官に引き継ぎ、最終的に同空港の管制官が指示を与えて、無事着陸に成功した。

<着陸を捉えた映像>

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航空専門家のジョン・ナンス氏は「乗客が、管制官の話に注意深く耳を傾け、非常に落ち着いていたことが、着陸を成功に導いた」とABCに話している。

乗客の名前や、パイロットの状況は明らかになっていない。また連邦航空局がこの出来事について調査しているという。

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パイロットが突如、操縦不能に。飛行機を着陸させたのは乗客だった

Satoko Yasuda