Appleの創業者である「スティーブ・ジョブズ」がビジネスにおける成功者であることは、揺るがしようのない事実です。しかし、ジョブズの功績はときに「過大評価だ」と言われることもあります。
では、実際のところジョブズはどのような人物だったのでしょうか?これについて、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Apple Explained,wikipedia
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは「iMac」「iPod」「iBook」「MacBook」「iPhone」「iPad」などを発表して、テクノロジー業界に革命を与えました。
なぜ、こんなにも多くの開発ができたかというと、彼に「他人よりも努力をし続ける力」があったからです。この性格はジョブズの生み出した製品を振り返る上で、非常に重要なポイントです。
ジョブズは、1つの製品カテゴリーに革命を起こしただけではありません。普通のCEOであれば一度しか達成できないようなことを何度も達成し、多くの業界に革命を起こし続けたのです。
ジョブズがAppleのCEOを務めていた期間に、彼が革命を起こした製品カテゴリーや業種の数を考えると、ジョブズがいかに脅威的なCEOだったのかが分かります。
ジョブズはAppleのCEOを務めたたった14年間でコンピュータ、音楽プレーヤー、ミュージックストア、携帯電話、タブレットなどの分野、そしてPIXAR時代にはアニメーション映画にまで革命を起こしたのです。この実績は、簡単に真似できることではありません。
ジョブズのもう1つの才能は「真のニーズを見抜く力」です。彼はよく「人々が何を求めているかを理解していた」と言われていました。
例えば、「Macintosh」のようにマウスでカーソルを動かすようなコンピュータを想像できた人は、当時はいませんでした。しかし現在では、マウスはPCの操作になくてはならない重要なものとなっています。
ジョブズは決して予想外の新製品を開発しようとしていたわけではありません。次の製品にどんな機能を持たせるか、ということよりも、既存の技術や新しい技術を駆使し、ユーザーが使いたくなるような製品を開発することを重要視していたのです。
このジョブズの考え方が、ユーザーがApple製品に期待を寄せる理由です。
次に、ジョブズの評価されているポイントは「リーダーシップ」です。「ビジネスを成功させるために最も重要なことは、優れたリーダーシップ、真のコミットメントを持つ人々、仕事に信念を持つ人々を雇うこと」と言われる事があります。これはまさにジョブズとAppleに当てはまることです。
ジョブズはAppleが作る全ての製品が世界を変えると考えていました。このジョブズの考え方があったからこそ、90年代にAppleが倒産寸前になっても多くの優秀な人材が会社を辞めなかったのです。
実際、ジョブズは1997年にアップルに復帰した際に「優秀な人材はみんな去ってしまっているだろう」と予想していました。しかし、優秀な社員はAppleに残っていました。ジョブズは残った社員に「まだAppleに残っているのか?」と聞くと多くの社員が「6色に染まっているから」と応えたそうです。
「6色に染まっているから」は、昔の6色で表されていたAppleロゴをさしています。つまり、「この場所が象徴するものを愛しているから」という意味なのです。これはジョブズの哲学がAppleの社員にしっかり伝わっていた証拠です。
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スティーブ・ジョブズは過大評価されたCEOなのか?