ウェザーニュースでは「潮干狩りやったことある?」というアンケート調査を実施したところ、太平洋側の方ほど経験された方が多く、日本海側では少ないという結果となりました。
酒蒸しやお味噌汁の具としても人気の高い食材であるあさり。実益も兼ねた潮干狩りは全国で見ても7割を超えた人が経験しており、広く人気のレジャーと言えそうです。
潮干狩り場によっては大潮や潮の満ち引きによって、開場時間が異なることがあります。また、天気や風、波も事前に確認してからお出かけをしてください。
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「地域にもよりますが、あさりの旬は春と秋の2回あります。北海道は旬が4月からですが、温暖な静岡などでは2月からと、時期がずれるのも特徴的です。
春の旬は産卵期直前で、あさりが栄養をためこむため、ふっくらプリプリとしています。殻いっぱいに身がつまったあさりは、味も濃厚で食べ応えがあります」(内海さん)
「おいしいあさりを見分けるには、まず産地です。産地によって味に特徴はありますが、あさりは輸送距離が長くなるとその間に旨味が抜けることが少なくありません。できるだけ近場の産地のものを選ぶようにします。
次に、売られている状態です。うちでは5kg、10kg単位で発泡スチロールの箱に海水と一緒に入荷しますが、このように海水と一緒に入荷したものが、より鮮度が保たれた状態なのでおすすめです。
市場ではこれを量り売りしていますが、スーパーなどの売り場ではトレイに小分けにしてラッピングされていることが多いです。海水から出されるので日持ちはしませんが、その日のうちに食べるのであれば、新鮮さを味わえます」(内海さん)
海水と一緒に密封パックされて売られているあさりは、海水から出されたものと比べて日持ちする一方で、注意するポイントもあるといいます。
「海水パック入りのものは中の海水が透明で濁っていると、死んでいる貝が含まれている可能性が高くなるので、濁っていないもの選んでください」(内海さん)
「生育環境は殻の形で判断できます。浅瀬で育ったあさりは殻の横幅が狭く、厚みがあってコロンとしている傾向があり、逆に沖合で育ったあさりは殻の横幅が広く、平べったい形の傾向がみられます。
一般的な特徴として、浅瀬のあさりは歯応えがあり、沖合のあさりは身が柔らかくて上品な旨みがあります。好みのタイプに合わせて選ぶとよいでしょう。
また、貝殻にさまざまな柄が入っています。産地にもよりますが、柄が入っている場合は柄の色がはっきりして鮮やかなものが鮮度が良いとされています」(内海さん)
あさりには、コレステロールや中性脂肪を減らし、肝機能を高めるとされるタウリン、その他カルシウム、カリウム、亜鉛など、健康効果の高い栄養素が豊富に含まれます。和洋中何にでも合う旬のあさりをおいしくいただきましょう。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
美味しい「あさり」の見分け方とは?GWは潮干狩りにおすすめのシーズン【解説】