もしも「第3次世界大戦」が起こった場合、その後の世界はどのような状態になるのかを、海外YouTubeチャンネル「The Infographics Show」が解説しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:The Infographics Show ,Wikipedia
第三次世界大戦後の世界がどのようになるのかは、「通常の戦争」と「核戦争」という、2つの選択肢によって大きく変化します。どちらにせよ確かなことは、経済的なダメージだけでも世界情勢が危機的状況に陥るということです。
例えば、アメリカと中国のような大国の間に戦争が起きれば、世界中の駐留米軍の縮小は避けられません。アフリカや中東での紛争が活発化すると、世界の石油貿易は大混乱に陥り、金融面でも世界中に壊滅的な打撃を与えることとなるでしょう。
また、東アジア諸国は、中国製品に依存しているため、大きな打撃を受けることになります。さらに東アジアの不況が、同地域で生産された安価な製品を輸入しているヨーロッパ諸国にも影響を与えるなど、「ドミノ倒し」に世界的な経済不況を招きかねません。
しかし、ここで最悪のシナリオを考えてみましょう。地球全体を巻き込む完全な核戦争です。
核戦争の中心となるのは、アメリカ、ロシア、中国の3つです。これらの大国同士の核戦争になれば、米国のほぼすべての主要都市は、そのほとんどが複数の核弾頭による攻撃を受けることになります。
さらに、ロシアが参戦すれば、フランスやイギリスなど核を保有するNATO加盟国が巻き込まれ、世界7大陸のうち4大陸に熱核戦争が広がることは必至です。
例えば、世界的な核戦争になった場合、懸念されるのが「核の冬」です。この仮説は、核による火災による大量の煙が成層圏を覆い、地球に達する直射日光を妨げる可能性があるという事実に基づいています。
核の冬に関しては様々な意見がありますが、場合によっては地球規模の冷却効果が起こり、「世界中の気温が数度下がる」という結果をもたらします。
世界の食料供給事情は想像以上に脆弱で、世界の気温が1度下がれば、カナダなどでの小麦栽培は不可能になります。では、比較的温暖なアメリカなどの広大な農地はどうなるのでしょうか?
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