アメリカの放送局「MSNBC」でアナリストを務めていたマルコム・ナンス氏が、ウクライナのために戦う外国人部隊に加わった。
4月18日のMSNBCの放送では、戦闘服を着たナンス氏が出演し、「ロシアの侵略と戦い、ウクライナを支援するために、およそ1カ月前に領土防衛の国際軍団に参加した」と語った。ウクライナ軍に友人がいることも明らかにし、「今晩は生き残れないだろう。500回も攻撃された」などの訴えを聞いていたという。
ナンス氏は自身のTwitterでも、ライフルを持った自身の写真とともに「話すのは終わりだ」と投稿した。
Los Angeles Timesによると、ナンス氏はすでにMSNBCのアナリストではないことを確認したという。
ナンス氏は、海軍の退役軍人で、バルカン、中東、サハラ以南のアフリカでの情報活動に従事した経歴を持つ。中東で数年間アルカイダを研究し、ジョージ・W・ブッシュ政権時代には水責め拷問に反対を表明した。2016年にはアメリカ大統領選挙に関連したロシアによるハッキングについて記した著書「The Plot to Hack America: How Putin’s Cyberspies and WikiLeaks Tried to Steal the 2016 Election」を出版している。
ロシア側はウクライナ東部への攻勢を強めており、4月19日には東部の要衝・マリウポリに新たな部隊を投入したとしている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
米メディアのアナリスト、ウクライナでの外国人部隊に参加。戦闘服を着て「話すのは終わりだ」