iPhoneのYouTubeアプリでベータ版として提供されていた「ピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)」機能ですが、先日ベータテストが終了しました。しかし、この機能はiOSアプリには正式に搭載されず、Android端末のみに限られる機能になるようです。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Appleinsider ,@TeamYouTube
ピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)機能は、YouTubeアプリを閉じても小さなウィンドウで動画再生が続けられる機能です。この機能はすでにAndroidのプレミアムユーザー向けに開放されており、最近までiOS端末でもベータテストが続けられていました。
先日、YouTubeはこのPiP機能をiOSアプリで無効化しました。テック系メディア「Appleinsiders」によれば、これについてYouTubeのTwitter公式アカウントは「数日のうちにiOS 15のデバイスに(正式に)到着するだろう」とツイートしていたとのこと。
しかしその後、YouTubeは発言を撤回。この言及がiOS向けの有料版YouTube TVサービスについてであると述べ、PiP機能のサポートがiOS端末に戻ってくると言及したツイートを削除しました。
さらに、YouTubeアプリのPiPモードは、Android端末を使用しているプレミアム会員にのみ提供されるとしています。
iOSで他のアプリを使用しながらYouTube動画を視聴できる同機能は、2021年8月からYouTube Premium加入者向けに、iPhoneとiPad端末で開放されていました。今回の変更で、YouTube for iOSで9カ月間提供された後、この機能はiPhoneとiPadのアプリから削除された形です。
ただし、今のところまだこの機能を使えるユーザーも存在しているようです。筆者の環境(iPad OS)でも、YouTubeアプリを最新版に更新してもPiPモードが使用できることを確認しました。ただし、いつになるかは不明ですが、今後のアップデートで完全に廃止される可能性は高いと考えてよいでしょう。
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YouTube動画を小窓で再生できる「ピクチャー・イン・ピクチャー機能」がiPhoneから消える