最終週に入ったNHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。毎話SNSで話題となっている人気ドラマも、いよいよクライマックスを迎える。
ドラマ本編とともに注目されているのが、後続番組による“朝ドラ受け”だ。
4月5日の『あさイチ』では司会を務める鈴木奈穂子アナウンサーが番組冒頭で「ちょっと今、余韻に浸りたい」と本音を漏らした。それを優しく受け止めた同じく司会の博多華丸・大吉さんの対応に反響が寄せられている。
最終週に入った『カムカムエヴリバディ』。
4月5日の放送は『クリスマス・ジャズ・フェスティバル』に参加するため、オダギリジョーさん演じる錠一郎と深津絵里さん演じる・るいが準備を進める中、川栄李奈さん演じるひなたと青木柚さん演じる弟の桃太郎は、森山良子さん演じるアニー・ヒラカワのラジオ番組を聴く。
アニーは、るいへの想いをラジオで語り出すという展開だった。
朝ドラに続く『あさイチ』の放送では冒頭でしっかりとドラマの内容を受けた。博多大吉さんから「大丈夫ですか」と問われると、鈴木アナは鼻をすすりながら用意していたハンカチを広げた。
鈴木アナは「お化粧がかなり崩れました。ちょっと今、余韻に浸りたいんですけど」と本音を漏らすと、大吉さんは「どうぞ(余韻に)お浸りください」と返答。
一方の博多華丸さんも「今、全国の皆さんもファンデーション塗り直してる」と鈴木アナの感情を優しく受け止めていた。
SNSでは「博多華丸さん、正解です。(化粧)直してました(笑)」「優しい世界だなぁ」などと多くの反響が寄せられた。
今やドラマの視聴者にとっても大切な時間となった『あさイチ』での“朝ドラ受け”。「朝ドラ受けも含めて朝ドラ」との声も聞かれるようになり、すっかり定着した。
3月28日には高校野球の放送のために『あさイチ』の放送自体がなく、「朝ドラ受けが欲しい時に限ってない」「仕方ないけど朝ドラ受けを楽しみにしている自分に気づく」など視聴者の間では悲しみの声も広がった。
朝ドラ受けは、鈴木アナのリアクションや時折見せる涙に特に注目が集まったが、忘れてはならないのは、それを受け止める華丸・大吉さんの寄り添いだ。
2021年11月の放送では、号泣した鈴木アナの様子を察した大吉さんが「一度ニュースセンターに振ってみましょうかね。ニュースセンターの方、まだいない?」と視聴者の笑いを誘いつつ、鈴木アナの気持ちを包み込んでいた。
Twitterでは「大吉さんの優しさが垣間見えた」との声も寄せられていた。
あさイチの司会3人による“朝ドラ受け”は、テレビの前の視聴者と感情を共有するような時間になり、もはや1つのコンテンツになった。
SNSでは「朝ドラ受けだけのあさイチが見たい」との投稿もあった。
物語が最終話を迎えるのは、4月8日の金曜日(翌土曜が『最終回』だが、これは1週間を振り返る放送)。『カムカムエヴリバディ』の受けは直後の『あさイチ』の放送が最後となる。
どのような受けとなるのか、すでに注目が集まっている。
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鈴木奈穂子アナ「余韻に浸りたい」→博多華丸・大吉さんの“返し”に反響。“朝ドラ受け”に欠かせない2人の優しさ
1: 通りすがりのコメンテータ…