ウィル・スミス、平手打ち後に退場は求められていない?米メディア報道、混乱の舞台裏は

3月27日に開かれたアカデミー賞授賞式で、俳優のウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちした問題

主催する映画芸術科学アカデミーは、スミスがオスカーの式典から退場を求められるも拒否したと明らかにしたが、複数の米メディアはアカデミーに詳しい情報筋の話として、「スミスは正式に退場は求められていない」などと伝えている。

混乱する舞台裏で、何があったのか。

何があった?

アカデミーは「スミスに退場するよう求めたが、拒否された」と3月30日に声明を発表。「アカデミーの行動基準に違反した」として、スミスへの処分を検討しているとも明らかにした

一方、Varietyは3月31日、情報筋の話として、スミスが正式に授賞式から去るように促されたことはないと反論している、と報じた。

「平手打ち後の騒動を知る数人」の話として、「何人かのアカデミー会員がスミスに退場してほしいと表明したが、正式な、あるいは明確な要請はなかった」と述べているという。

TMZも、3人の情報筋の話として、スミスはアカデミーから退場するように言われたことはなく、「ショーのプロデューサーからここにいてもいいと言われた」と伝えた。

TMZによると、CMの間にアカデミー賞のプロデューサーがスミスのところに行き、「我々はあなたに出て行って欲しくない」と言ったといい、その後、スミスは主演男優賞を受賞した、と報じた。

今回の騒動をめぐっては、スミスが平手打ちをした後も式に参加し続けたことに対し、一部からは疑問の声も上がっていた。

TMZは、「アカデミーの最初の声明は、ウィル・スミスの名前にさえ触れていない。日が過ぎ、怒りが高まるにつれ、アカデミーはより攻撃的になり、スミスが攻撃的な姿勢をとり、立ち去ることを拒否したと言って、厳しく追及している」と報じている。

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