フィギュアスケート選手で、平昌オリンピックに日本代表として出場した宮原知子さんが3月26日、現役を引退すると自身のインスタグラムなどで発表した。
この日が24歳の誕生日だった宮原さん。インスタグラムでは、「誕生日を機にご報告があります」とし、現役引退を決意したとつづった。
インスタグラムと公式ブログで報告し、「Thank you from the bottom of my heart(心の底からありがとう)」と手書きでつづったメッセージカードと、スケート靴の写真をいずれにも投稿した。
インスタグラムには、これまでの現役生活を振り返り、「大会本番、全ての力を注ぎ戦うことができました。今の私に悔いはありません」とし、「すでに未来への夢があり、次のステップを踏む決意をいたしました」と次の“夢”に向けた思いをつづった。
日本スケート連盟によると、宮原さんは京都府出身。2017年の全日本選手権で優勝し、2018年の平昌オリンピックでは4位入賞だった。2021年12月の全日本選手権では5位にとどまり、北京オリンピックには出場できなかった。
宮原さんは英語でも現役引退を報告しており、インスタグラムには、イタリアのフィギュアスケート選手でソチオリンピックの銅メダリスト、カロリーナ・コストナーさんもコメントを寄せた。
「あなたの勇気と決意をシェアしてくれてありがとう、そして美しいスケーティングにも。次章での幸運を祈っています」
平昌オリンピック・アメリカ代表の長洲未来さんもコメントを寄せ、日本語で「お疲れ様」とつづった後、英語で「これで終わりではなく、始まりに過ぎないのですから、これからも様々な形で素晴らしいスケーティングを披露してくれると信じています」などと投稿した。
【インスタグラム】
この度、現役を引退することを決意いたしました。今シーズン、これまで以上に自分と向き合い、全身全霊を尽くし、練習を積み重ねて日々を過ごしてきました。そして大会本番、全ての力を注ぎ戦うことができました。今の私に悔いはありません。
すでに未来への夢があり、次のステップを踏む決意をいたしました。
スケート人生を通してサポートしてくださったコーチの方々、家族、友達、スケート連盟の方々、スポンサーの方々、ファンの皆さま、関係するすべての方々に感謝申し上げます。
このような形で、唐突にご報告することとなり、大変申し訳ございません。4月1日にメディア公表の機会をいただけることとなりましたので詳しくは自分の声でお伝えできればと思っております。
最後になりますが、言葉では表し尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
【公式ブログ】
皆さま、こんにちは🌸
早くも3月が終わりに近づいてまいりました。暖かくなり、新しい季節の始まりを感じます。
そして. . .
本日は、私の24歳の誕生日です!
このような日に、私から皆様へご報告したいことがあります。
この度、現役を引退することを決断いたしました。
唐突なご報告で申し訳ございません。いつが良いか思案した結果、自分の誕生日にしよう!と思い、本日となりました。
今シーズン、スケート人生で1番、自分と向き合い、毎日を大切に過ごしてまいりました。これまで以上に、もうこれ以上はできないと納得いくまで練習し、試合に臨んだシーズンでした。私の中で悔いはなく、やりきったという気持ちでいっぱいです。
今後の夢は沢山ありますが、まずはプロスケーターとして自分のスケートを極め、新境地を開いていけるよう、これまでの経験を活かして頑張っていきたいと思っております。詳細につきましては4月1日にメディア公表をいたします際にお話しさせていただきます。
最後になりますが、スケート人生を通してサポートしてくださったコーチの方々、家族、友達、スケート連盟の方々、スポンサーの方々、ファンの皆さま、関係するすべての方々に感謝申し上げます。
本当に本当に本当にありがとうございました。
一言では伝えきれない気持ちでいっぱいです。この気持ちを少しでも自分のスケートで恩返しという形でお伝えできますよう、精進いたします。
新しい幕を切り開いた、新しい宮原知子を今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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「すでに未来への夢があり、次のステップを踏む決意」フィギュア・宮原知子選手が現役引退を発表【全文】