ある日、幼い我が子がYouTubeでとんでもない性的なコンテンツを見ていたら…。
YouTube子育てが避けられないコロナ禍だからこそ知ってほしい、有害なコンテンツから我が子を守る方法とは?
コロナ禍のいま、小1の息子が通う小学校からも「本日、○名の生徒が感染しました」と毎日のようにメールが届き、明日は我が身と恐々とする毎日。
それでも学校には毎日通わせているのだが、せめてもと思い学童保育だけはここ1カ月ほど休ませていた。そのため早い日だと午後1時半には帰ってくることもある。そうなると我が家は共働きのため、YouTube子育てに頼らざるをえないのが現実だ。そんな家庭は多いことだろう。
そんななか先日、いつものように息子が真剣にYouTubeに見入っているので「何見てんだろ?」と、ふとタブレットを覗いてみたところ、がく然とした。
それはアニメで、亀甲縛りをされた美少女が「ア○ゾンからお届けものでーす。奴隷として参りました!」といったシーンを、まだ小1の息子が見ていたのである。これはアカンと。
思えばコロナが始まった2年前からYouTube子育てをし始めてしまったのだが、彼が閲覧している動画の精査まではしていなかった。いつかはやろうとは思っているうちに、今回の事件が。
息子は普段ポケモンのゲーム実況か、『鬼滅の刃』『呪術廻戦』といったアニメ関連しか見ない。しかしどこからか「オススメです」と流れてきた件の性的アニメをついクリックしてしまったのだろう。ではそのオススメ動画に対し、こちらが一定のフィルターをかけることは可能なのか?
遅まきながらネットで検索してみると、同じ悩みを抱える親御さんが多いのだろう、その方法はすぐに見つかった。ライフハックではないが、同じ悩みを抱えるパパママがいたら、以下の方法をやってみてはいかがだろう。
まずYouTube画面の右上にある自分のGoogleアカウントをクリックしよう。
すると「設定」とあるので、そこから「制限付きモード」をONにする。これはできるだけ成人向けコンテンツを表示させないものなので、これだけでも有効だろう。
そしてどこからか流れてくる性的アニメにフィルターをかけるため、息子のYouTubeのホーム画面を見てみた。すると「オススメ」として流れてきた、先ほどの“亀甲縛り”的なアカンアニメの数々があるわあるわ!
これはサムネイル画面の右下にある3点リーダー「⋮」をクリックすると「チャンネルをおすすめに表示しない」と出るので、そちらをクリック。これをアカンアニメ1つずつ潰していったところ、そこからはキレイにアカンアニメがオススメされることがなくなったのである。さあ息子よ、これで大丈夫だ。どんどん見ろ! ガンガン見ろ!
息子はまだ7歳だし、「うんこ、ちんちん、おっぱい」で笑うことは仕方がないことだし、それ自体別にどうでもいい。しかし息子が見ていた〝亀甲縛り〟アニメは明らかに性差別的で、そこが許せなかった。
人は人格形成するなかで、幼いころに見たアニメやバラエティなどに大きな影響を受けることがある。アラフィフの僕の場合それはテレビだったが、7歳の息子は明らかにYouTubeからだ。
YouTube先生に子育てをお任せしがちなコロナ禍の昨今だからこそ、せめて子どもが見ているものを把握し、ある程度のフィルターをかけるのがせめてもの親の務めなんじゃないかと、柄にもなく思う。
とはいっても、所詮、フィルターはフィルター。息子が自分で「胸 おっぱい」と検索してしまう日が来るまでの、ささやかな抵抗でしかないのだけれど。
(文:村橋ゴロー )
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
YouTube子育てが避けられないコロナ禍。7歳の息子を性差別的コンテンツから守る方法