【中国・東方航空】旅客機墜落現場の様子が判明。「あちこちに残骸が」

乗客ら132人を乗せた中国・東方航空の旅客機が広西チワン族自治区の山中に墜落してから、一晩が経った。現地メディアによると、22日朝までに、連絡の取れなくなった人たちは見つかっておらず、現場には機体の残骸や破片が散乱している。

墜落したのは中国・東方航空のMU5735便。ボーイング737-800型機で、雲南省昆明から広東省広州へ向かう途中の3月21日午後、広西チワン族自治区梧州藤県の山中に墜落した。

民間サイト「フライトレーダー24」によると、離陸してからおよそ1時間後に高さ約9000メートルから急降下したとみられる。

事故から一夜明け、現地メディアが捜索・救助の様子を伝えている。

このうち、国営の中国中央テレビ(CCTV)では、現場の記者が中継で、22日朝までに連絡の取れなくなった人は見つかっていないと報告した。国営新華社の記者は同じく中継で「あちこちに飛行機の残骸がある」と話している。

国営中国新聞社デジタル版は現場の動画をアップし、東方航空のロゴとみられる模様が入った残骸の一部が山中に転がっている様子や、墜落の衝撃からか竹などが薙ぎ倒されている現状などを伝えている。

また事故当時、付近にいたという人は、中国新聞社の取材に対し「午後2時20分ごろ大きな音がして、ガラスが震えるほどだった」と話した。

中国の習近平・国家主席は、全力で捜索にあたり、早急に原因を解明するよう重要指示を出した。

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Fumiya Takahashi